【夜の上海】モックン&ヴィッキー・チャオ(2007中国)
【感想】上映している会場が少なく初めて浦和美園のマイカルシネコンへ。11館もある大きなシネコンでした。でも観客が3人。僕の他は一組のカップル(^_^.)なんだか違う意味で緊張。(笑)映画の方は最初は上海の観光地紹介ビデオかな?って思わせる内容でしたが(笑)物語が進むにつれて次第に映画に入り込むことができました。共感できる部分も多々ありました。恋愛映画といってもドラマチックな演出もエピソードも無くまったりとした感じです。そんな大人な恋愛映画。観終わった後は自然と笑みがこぼれるような映画です。上海の夜景が本当に美しかったなあ。懐かしいです。それからヴィッキー・チャオはお洒落に無頓着なタクシードライバー役でしたが、それでも可愛かったです。(笑)可愛くない役は無理がありますね(^_-)-☆モックンもスクリーンでも存在感を発揮してましたよ。脇役の竹中直人さんも変なキャラで笑わせてくれました。上海度【story】トップヘアメイクアーティストの水島は、音楽祭の仕事のために上海を訪れた。彼には公私共に長年連れ添った女性がいるが、最近二人の心はすれ違いばかり。一人町へ出た水島は、女性ドライバーのリンシーが運転するタクシーに接触してしまう。リンシーは密かに想っていた男性から、他の女性との結婚話を聞かされたばかりだった。水島を乗せたタクシーは夜の上海へと走り出す。言葉が通じない二人だが、いつしか心は癒されていった。【introduction】見知らぬ街で見知らぬ人と触れ合った時、なぜか癒されるものを感じることがある。お互いの「今まで」を知らないからこそ、ありのままの姿を見られるのかもしれない。主人公の水島とリンシーは、国も住む世界も別、言葉もろくに通じないが、恋の悩みを抱えているところは同じだ。だから一緒に時間を過ごしていくうちに、二人の孤独も癒されていくのだろう。主人公たちの物語に並行して、水島のパートナーやスタッフのそれぞれの一夜も語られていくが、本作の主役は魅力的に映し出されている夜の上海かもしれない。変な日本人コーディネーター役の竹中直人と、怪しい日本語をしゃべる通訳役のサム・リーの二人が笑わせてくれる。