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カテゴリ:小説/物語
しかしながら!
我々子供は、親のそんな配慮も優しさもほとんど見えず感じず、、、 いや、見ようとせず感じようとせずにのうのうと平気で生きている、、、 そういう存在なのだろうか。 長時間の過熱によりヨレヨレになったチキンハンバーグの袋は、それらの事実を私にこれでもかと突きつけた。 なのに私はどうだ、、、 昨年末に私は母に何をした? そう、、、この前年の12月の中頃だった。 母から電話があった。 「年末年始くらいは帰っておいでよ。」 そう言われた。 その言葉に返事をすることすら面倒臭く思った私は、 「はいはい、帰る帰る。」と返事をした。 さらに母は「帰る日が分かったら連絡ちょうだい。」と言った。 私は「はいはい」と言って受話器を置こうとした。 置こうとした受話器から母の言葉が続いているのは聞こえていたが、知らん顔して電話を切った。 それから何度か母から留守電が入っていた。 「帰る日が分かったら電話ください。」、、、と。 面倒臭いと思いながら、電話をせずに気づけば12月29日の朝がやってきていた。 その日たまたま本屋で学友と出会った。 彼はこの正月は帰省しないと言う。 私は何も考えずに、年末年始は自分も帰省せずに彼とどんちゃん騒ぎをして過ごそうと思った。 そして学友の同意を得て実行することにした。 帰宅するとまた母から留守電が入っていた。 「今日帰ってくるの?明日帰ってくるの?また電話してください。」 私はその夜母に電話をし、風邪をひいてしまい熱もあるので今回は帰省しないとウソをついた。 そして「大丈夫か?お医者には行ったんか?」との母の言葉を遮って「もうしんどいから寝る」と言い放ってまたもや電話を切った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.26 02:50:51
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