旅人のなにげない一日

今日、WOWOWではトムクルーズ特集をやっていた。

夜の８時から『ラストサムライ』が放映されたので、
ビデオに撮りながらTVに釘付けになった。

何度も映画館に『ラストサムライ』を観に行こうと
思っていたものの、ついに行けず、
いつかWOWOWで放映されるだろうからと、
その時を待っていた。

今月のWOWOWの雑誌が送られてきたのでさっそく開けて見ると、
表紙にラストサムライの絵が載っていた。

わぉ～、とうとう待っていたものがやってきたのだ。

何時放映されるのか、すぐに日にちを確認して、
今日の日を楽しみに待っていた。

映画の画像も内容もとても日本的で、
よくここまで日本を研究したものだと嬉しくなった。

最初に神話から日本の国の成り立ちを引用してあり、
武士道の考え方、仏教、女性の奥ゆかしさがうまく表現されていた。

ただ、天皇の表現がちょっと軽い感じがした。
もっと尊敬の念を表して欲しかった。

トムクルーズが『侍』に興味を持って、
この映画が出来上がったのだろうと思うが、
今の日本には侍魂を見つけることは至難の業だろう。

それから、外国人女性がこの映画を観て、
男尊女卑を感じなかっただろうかと。

男性に仕える女性の姿を観て、
私は失くしてしまった仕える心を思い出さされた。

この映画を観終わって感じたことは、
日本の精神の美しさを失くしてはいけないということ。

私も考えを日本精神に返さなければと思った。