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カテゴリ:投資手法
ここ数年、システムトレードが流行っているようですね。
投資手法にはいろいろありますが、「判断」という切り口では、システムトレードと裁量トレードに大別できると思います。 システムトレードにおいては、 1.十分な検証を通じ、有効なシステムを開発する。 2.そのシステムの指示にしたがって、忠実にトレードする。 ということが重要になります。 しかし私には、2番目ができないと思います。 私は自分で考えた作戦の結果、勝つことに喜びを感じます。 自分の判断が正しかったことを、証明されることが、楽しいのです。 ゲームを後ろで見ている人の指示通りに駒を動かした結果勝っても、楽しくありません。(資産を増やすという本来の目的とは、ずれているとは思いますが) また、元々SEだったため、プログラムのバグや不完全な仕様に悩まされてきたことも、影響しているのかもしれません。盲目的にシステムを信用できないのです。 このような理由で、私は典型的な裁量トレーダーです。 (一応自分なりの手法を持っていますけどね) しかし、システムトレードの有効性を否定しているわけではありません。 人間は非合理的な行動をとってしまうものです。 感情を廃し、システムの指示に忠実にしたがっていれば、大きなミスを避けることが出来るかもしれません。 システムトレードの価値は、この点にあると考えます。 言い換えると、裁量トレードの弱点も、ここにあります。 裁量トレードにおいて重要なことは、自分の心をコントロールすることです。 非合理的な行動をとってしまった場合でも、心の奥底では、正しい答えがわかっていると思います。単に邪念が入り、本心が見えなくなったり、自分の心を偽っているのだと思います。 私は、「自分の心に正直でいられるか」 を最重要視しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.12 19:54:02
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