|
カテゴリ:北京で驚いた体験
朝7時に起きていつも通りカンフーの練習。もう半年続いてます。朝起きるのは相変わらずつらいですが。今日からフランス人のおばさんと中国人の若者が加わりました。
フランス人のおばさんは留学生だそうです。子供はもう30過ぎだそうです。いつまでも学びの精神を保ち続けているのは尊敬しますね。中国人の若者は海外でMBAを取得して帰ってきたそうです。今流行りの「海亀派」ってやつですね。彼は武術経験があって、それを見せてくれたのですが、何拳だかよくわかりませんでした。太極拳ぽいけどちょっと違うなと思って見てたら、終わったあと先生が「今の何?」と聴いてたので先生もわからなかったようです。それもそのはずで、その拳は 先祖代々伝わってるもので名前は知らないといってました。こんな感じで武術の流派は星の数ほどあるんですね、中国では。 その後、「仏のだーれん」ことだーれんさんとだーれんさんの彼女と、「コッピー北村」ことKitamuraさんが加わって、新しくできた「一心」に昼飯食べに行きました。今、寿司半額です。だーれんさんの彼女、すごいかわいい子でした。だーれんさんが幸せ絶頂なお気持ちもよくわかりました。 食べていると、一心の老板さんが「だーれんさんお久しぶりです」と挨拶に来ました。だーれんさんは本当に顔が広いんです。一緒に飲んだりしてると、ほぼ100%の確率でその店の老板さんや近くのテーブルの人などがだーれんさんに挨拶に来ます。本人は長くいるだけだよとおっしゃいますが、これもその仏様のようなお人柄と人徳がなせることだと思います。 その後、ニューオータニにある日本人図書館に本を返しに行きました。でも休館。ボランティアの人数が足らずしばらく休館との張り紙がありました。今「坂の上の雲」を読んでるのですが、すごく続きが気になります。これは司馬遼太郎の小説で、秋山好古・真之兄弟の話です。 秋山真之は 「雪の日に北の窓あけシンすれば あまりのさむさにちんこちぢまる」 という有名な句を読んだ人で、正岡子規とも交流のあった人物です。有名になったのは日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破ったからなんですが、この句が印象に残ってたのでこの小説を読み始めました。 それで家かえって疲れたから寝ようと思ったのですが、あまりにいい天気なので先々週に買った折り畳み自転車で、北京の街を走ってみました。 このチャリンコで。 工人体育館に行くと人だかりができていて何だろうと思って見に行くと、ローラーブレードをやっていました。ここにはローラーブレード用の設備があるんです。例のごとくスーツ姿のおじさんの集団がいるんですが、なんで北京のおじさんたちはみんな同じようなダーク色のスーツを着てるんでしょうね。配給されてるのかなと思ってしまいます。あとアーミー服着てる人も多いですね、流行なんでしょうか。あと中高生くらいの女の子たちも集まってて「かっこいー」と言いながら見てました。 北京の人達は自分の歓心や気持ちに正直です。見たいものは遠慮せず見ます。なのでよく人だかりを見かけます。そういう時は自分も一緒に野次馬に加わるようになりました。今日みたいなローラーブレードの場合、見物人は自分の気持ちをストレートに表現します。大技が決まると「アイヨヨヨー」といって驚いて拍手し、こけたりすると指差して「あいつこけてやんのー」と笑います。 昔白金に住んでたとき、白金、広尾、麻布、六本木界隈というのは芸能人を非常によく見かけるのですが、東京の人というのは無関心を装うんですね。絶対心の中では「芸能人だー」と思ってるくせに。北京と全然違います。広尾でよく出没するのが小林薫、麻布でよく見かけたのが志茂田カゲキです。彼は十番の居酒屋「あべちゃん」あたりで良く見かけました。 その後もチャリンコでふらふらしてたら、日本の漫画の専門店を発見しました。イニシャルD、NARUTO、幽々白書、マスターキートン、NANA、その他色々な漫画の中国語版がありました。 大長編ドラえもんがあって、4巻で20数話が全部完結となってたので、なんでこんな少ないんだろうと思って中を読んでみると、1ページに4ページ分収録されてるんですね。縮小コピーで凝縮されています。他の漫画もみんなそうでした。ほんとにこの国で暮らしていると自分の想像を超えることに遭遇することが多いです。 こんな感じで1ページに4ページ分掲載されています。 省スペースはいいんですが、文字が小さいんです。 お店の女の子はかわいい子でしたが、手がものすごくごっつくてそのギャップに驚きました。恐らく農村出身でずっとキツイ農作業に従事してたんでしょう。 このお店の場所は工人北路にBOTAOという洋服屋があるのですが、その横です。 1冊20元前後です。どこまでまけてもらえるかわかりませんが、今日は7割で手を打ちました。 あと最近凧揚げしている人を良く見かけます。あれは春の遊びなんでしょうか。 場所を詳しく知りたい方は連絡ください 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[北京で驚いた体験] カテゴリの最新記事
|