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カテゴリ:華流最前線
今日から2006北京・日本電影周(日本映画週間)が始まります。この期間中、「手紙」「男はつらいよ」「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」「スパイゾルゲ」「春の雪」「妖怪大戦争」「明日の記憶」「幸福のスイッチ」「銀河鉄道の夜」といった映画が、24日まで中国北京の北京電影学院および中国電影資料館で上映されます。
今日世紀劇院で行われたオープニングセレモニーに行ってきました。 会場に着くと、多くの人々がすでに集まっています。 熱烈歓迎ぶりを示す横断幕が掲げられていました。 日本からは、篠田正浩監督、熊田雅彦監督、生野慈朗監督、薬師丸ひろ子、河井信哉プロデューサーが日本から参加していました。宮本雄二大使も出席し、挨拶を述べました。 薬師丸ひろ子が見られるとは思っていなかったので嬉しい驚きでした。 中国人の通訳者さんはなかなかレベルが高い通訳をされていましたが、ひとつだけ間違えてしまいました。 薬師丸ひろ子を紹介したときのことです。 「薬師丸まる子さんです。」と言ってしまいました。 ちびまる子ちゃんが好きなのかもしれません。 当のご本人は苦笑するしかありませんね。 会場の日本人は笑っていましたが、中国人はもちろんなんで笑っているのかというこの状況がわかりません。 熊田雅彦監督は風邪をひいてしまっているようで、マスクをしながらの挨拶。 「中国の皆さんに風邪をうつしたくないので、マスクをしながらで失礼します」と挨拶して、笑いをとっていました。 最初に日本映画週間期間中に放映される映画のダイジェスト版を流したのですが、「椿三十朗」の三船敏郎が仲代達矢を斬って血が吹き出るあの名シーンは、中国人もびっくりしたようでどよめきが起こっていました。 寅さんのテーマ曲が流れたとき、妙に落ち着く感じを覚えるのはやっぱり日本人だからかな、と思いました。 手紙 本日上映された映画は日本で11月初旬に公開になったばかりの「手紙」でした。 中国語のタイトルは「信」です。ちなみに「手紙」は中国語ではトイレットペーパーやちり紙の意味になってしまいます。 山田孝之、玉山鉄二、沢尻絵里香などが出演しているヒューマンものです。 沢尻絵里香は学生から主婦役までこなしています。バイト時代の地味系眼鏡ファッション、 専門学校時代の派手系ファッション、主婦ファッション、という3パターンの彼女が見られます。個人的には地味系眼鏡ファッションが一番好きです。 玉山鉄二は山田孝之の兄役で出演しているのですが、実年齢は彼のほうが下だそうです。初めて彼の演技を見ましたが、上手だと思いました。 この映画、ラストシーンがけっこうきます。涙腺緩むかもしれませんので、ご覧になる方はハンカチを持参されることをお薦めします。 「手紙」のような兄弟愛、家族愛を描くヒューマンものは中国でも受けるのではないかと思います。鑑賞後の中国人同士が感想を言い合っているのに聞き耳を立てていたのですが、結構好評のようでした。相変わらずみんなエンドロールが始まった瞬間に席を立ってしまいますが。 山田孝之の漫才シーンがあるのですが、漫才の内容を中国語に訳すのは難しいだろうなと思いました。例えば、「うちの兄貴は埼京線のことを一番強い(最強)線だと思ってたんですよ」という内容ですが、日本語だと「さいきょう」という発音が同じなわけですが、中国語だと発音が異なるのでどこがおもしろいか分かりません。まあ元のネタがたいしたことないので、背景から説明してきちんと伝えても笑えないかもしれませんが。映画の翻訳は難しいだろうな、と思いました。 「手紙」東野圭吾 原作となった本です。 「手紙」の主題歌 高橋瞳の「コモレビ」 「DVD沢尻エリカ/COLOR」、シングル「タイヨウのうた」、「Erica」 海外旅行カテゴリ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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