幼稚園の頃
何を考えていたのかね、休み時間によく一人で体育館の床に寝転がってたことがあったんだ。 よく思い出してみると,結構長い期間…そうだなあ二ヶ月くらい同じことを繰り返してた。何でそんなことしたかって、言うとテレビのドラマを見て、傷ついて倒れている人なんかを助ける親切な可愛い女性が出てきたりするじゃん? そんな設定の場面をドラマか何かで観て、自分も倒れていたら誰かが気付いてくれるかもしれない、そしてその誰かはとても可愛い子かもしれない…みたいな考えがあったんだ。 だからお弁当を食べた後の休み時間,よく体育館の床に寝転がって誰かを待ってた。 でも、誰も声をかけてくれなかった。 そうだよね。 あいつ何やってるんだ??くらいしか考えないよね。 それは確か幼稚園に入って間もない頃。そのうち,一緒に遊ぶ子ができていつの間にか寝転がるのをやめていた。 一体何考えていたんだろう。 自分でも理解できない幼稚園の頃の出来事だった。