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象は自分の死期を悟ると家族を置いて、独りで死に場所に向かうといわれます。残された家族は可哀そうでしょうか。 もし象が家族の元に居れば、家族は治癒しない事が判っていても懸命に看病するでしょう。そして、家族に掛かる心身の負担、経済的負担は大きい事でしょう。やがて象は苦しみぬき、動く事も出来ず、死に至るのです。 家族は嘆き悲しむでしょう。その嘆き悲しみは象が家族を置いて離れて行った時の嘆き悲しみと、どちらが大きいでしょうか。後者は、家族として やるべき事をやれ無かったという悔いは残るでしょう。悔いは長く尾を引くかもしれませんが、やがて時が解決します。 残された家族は生活して行かねばなりません。何時までも嘆き悲しんではおられません。 象は出て行く時、自分の死後、家族が自立して生活できるように思慮深く、蓄えを残すでしょう。 これには正解は有りません。個人の死生観の問題だからです。しかし、男は歳を重ねる毎に、自問自答するべきだと私は思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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