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小説は長編小説と短編小説が有りますね。これに加えてショートショート(掌編小説)というものが有ります。
主としてSF小説に多く、星新一・小松左京・筒井康隆が代表的な作家で「御三家」と称されています。 一頃これにハマった時期があるのですが、とくに星新一に熱中しました。 昔の事なので記憶違いがあろうと思いますが、星新一のショートショート二編の概要を下記します。 ●ある人が歩いていると、地面に深い穴を見付けました。中を覗いても暗くて何も見えません。諦めて立ち上がる時、ウッカリ靴の片方を穴に落としました。すると空から何かが落ちてきて頭にぶつかり、見ると先ほど穴に落とした靴でした。 ●長い行列が地平線の彼方まで続き 進んでおりました。行列の人達は毎日黙々と歩き続けました。一人の人Aさんが耐えられず、前の人に「私達は どこに行くのですか。何時頃到着するのでしょうか」と聞きました。すると、前の人は「判らないので、私の前の人に聞いてみましょう」との返事でした。それから どの位年月が経ったでしょうか。Aさんの肩を後ろの人が叩き、「私達は どこに行くのですか。何時頃到着するのでしょうか」と聞いてきました。 数学で0=ゼロの概念を説明できる人は、あまり居りません。同様に「∞=無限」を的確に説明できる人も数学者以外にはいないでしょう。 星新一は上記のショートショートで、無限の概念の一端では有りますが、これを見事に説明しているのです。敬服します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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