フィリピンの出産
女性が活躍するフィリピンの産休制度の産休期間は長いこと60日のみで、帝王切開の場合は78日です。日本は合計14週ですから、全部で98日でフィリピンより長いです。
2017年3月に国際基準と比べて、短か過ぎるとして産休を120日まで認める法案がフィリピンの上院で可決されています。ただ、実際に法律になるには、まだ何年もかかります。
これまでは出産の二週間前から休みをとり、出産後1ヶ月で職場に復帰することが普通です。
育休制度はナシ
日本では子供が1歳になる前ありますが、フィリピンの育休制度はありません。
出産から一月後には職場に復帰するというルールをほとんどの女性が守っています。
法律で定められた産休を超えて休む場合は、解雇されても文句は言えませんし、給与はどこからも支給されません。
女性活躍のフィリピン
女性が活躍できる社会基盤が整備されてなくても女性の社会進出が多いのは文化の違いです。
古代フィリピンから女性上位社会の名残は今日まで続いており、ほとんどの家庭で最も敬われることで、事実上の家長としての役割を果たしているのは、家族のなかで一番年長の女性お婆さんなのです。
男性より女性の方が強い
子供を育てるために、母親は自分が働かなければといった意識を強くもっています。
日本の社会であれば、このような役割を担うのは父親ですが、フィリピンでは役割に差をつける習慣がなかったため、外に出て働くのは男性、家庭を守るのは女性といった役割が存在しません。
現在のフィリピンは国内に仕事がないため、男性が仕事に就くことが極めて難しい状況で、中低所得者に特に目立っています。
お金の貸し借り
フィリピンの貧困層を主体とする貸し借り文化があります。
その日暮らしが精一杯の貧困層では、食べるものやお金が盛んに貸し借りされています。
物がある人は物がない人を助けるのは当たり前のフィリピンの伝統があります。
たとえば米がなくなり、お金がないときには、親戚や近所から米を借りてきます。
この役割を一手に担うのは女性と決まっていて、こうして貧困層の家庭ほど、女性が主導権を握っていくことになるのです。
サリサリストアーでも売掛にしてあげて回収ができず店が大変になっている所も多いです。
貧困家庭のフィリピン男性は妻に尽くさないと生きていけないのです。
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