佐渡島三郎の株式日記

三井物産はなぜ買いか　/ 楽天はなぜ売りか　/ 東亞合成のこと

2010年3月11日(木)

JPモルガンの社長。
「なんでギリシアを問題にしてるのだ。問題はカリフォルニアだ」と
叫び。。メディアがいっせいに注目。


三井物産。ブラジルの。。それもあるけど、
もう一週間ほど前のメルマガで「物産は買い、注目」と書いて配信したけど、
大和がコンピュータで今期、来期の収益、そしてクイックコンセンサスよりも
よくてPERが一番低い会社で結果のNo1が三井物産でした。PERが6倍から8倍。

チャーティストのFエリオット藤原氏が物産はもうすぐ売られるのではと
言っていたけど。そうならない可能性あるよ。彼の考えてる三井物産の過去
のPERレンジよりも現在はもっと下。　だからみんな勝っている。
今日のブラジルの話はおまけ。大和のスクリーニング結果見てないね。
僕はトップ20社ほど紹介しました。けっこうパフォーマンスいいよね。
　


日軽金は順調。


楽天の下げが加速。　これも僕の予想どおり。
これも一週間ほど前の僕のメルマガで書きました。これまで保有していた機関投資家
が全部投げてくる材料が二つでてきたから、持ってる人は注意すべきと。
これまでのビジネスモデルの基盤で一番でかいのが一つ崩れたのだから、
これは売り。しばらく国内、海外の売りが続くでしょう。
今日はモルガンスタンレーのアナリストが格下げしたみたいけど、
遅すぎるよ。3流のアナリストだね。　

小型株ファンドでトップのあの人も楽天の組み入れ比率がトップだったよね。
売ってないなら2009年度の運用成績はこの3月初めでガクッと落ちたでしょう。
彼はファンドマネージャーになったとき、東京のセミナーで僕を見つけて
飛んできて挨拶にきたもんでした。

「運用の世界に入ります。よろしくお願いします」と。

彼がここまでやるとは思わなかった。実績はすごい。
僕はイギリスでトップになったけど、彼は日本株の小型株ファンドで
何度もトップになった男。

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東亞合成(4045)378 +12 *3.28%
チャートを見ると。。いい動き。　


本日の朝刊の社長談話。
社長の談話情報というのは第一級の情報。
アナリストの話よりも重要。
無論ショーもない社長の談話もショーもないアナリストの話は問題外。

野村の社長？　猫の糞以下。問題外。


東亞合成はなかなかしぶい銘柄。

海外機関投資家がファンドで化学株を組み入れるとき2銘柄か3銘柄まで。
それ以上は無理。集中投資のファンドではの話だけど。
大手は100銘柄以上組み入れて運用するけど、何をやってるのかわからなくなる。
相場が不安定なときは多いほうがいいけどね。

化学は。。信越化学を入れて他何にする。

東亞合成は半導体産業などがフル操業が長く続いたとき、
あとで業績上方修正してくる銘柄。今確かに半導体はフル操業。

液晶テレビも忙しい。

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東亞合成(4045)378 +12 *3.28%


東亜合成社長橋本太氏――新エネルギー分野を開拓（人こと）

2010/03/11, 日本経済新聞

▽…「今年は攻めの経営に転じたい」。東亜合成の橋本太社長は力を込める。

０９年は設備投資の大幅圧縮や事業撤退などで我慢の経営が続いた。

自らの海外出張の回数も減らしてコスト削減を進めたが、「改革の効果が少し
づつ出てきた」と表情は明るい。


▽…先行きの不透明感はあるものの、主力の液晶用接着材料は中国需要などで好調が続
いている。


課題は「成長分野を開拓すること」。今秋には新しい研究開発施設も完成する。

特にリチウムイオン電池の電解液材料など、新エネルギー分野の事業化に挑む。
「ニッチでも需要が見込める分野には積極的に投資していきたい」と意気込んでいた。