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カテゴリ:工作機械業界動向(日本、欧米)
2014-04-18(金) 相場重いね。国内機関投資家も海外の投資家もほとんど参加してないしね。 日経平均急伸のあと、調整ないし、ソフトバンク暴騰のあとの調整もないし、 出来高はいっこうに盛り上がらないし。。 ツガミは特別な会社。 日本の工作機械、機械の物差しの基準値を保有してる会社。 たぶん、セイコーがスイスのようなg時計産業を作るときに、 精密な基準が必要というので、最初に声をかけたのがツガミ。 昔はどんなに受注が増えても利益は増えないと嘆いていた。 機械のコストのうち3割ほどがファナックの数値制御の機械。 そのあとの部分からどうやって利益を出すかって不可能ですよと。 取材したときの話でした。 プラザ合意のショックのあと、 日本経済が立ち直ってくるとき、1986年の2月だった。 ツガミの月次の受注が前年比で+になった。 これがバブル経済、バブル相場のスタートだった。 バブル相場の流れが大きく変わったのはその1年後の1987年2月。 このとき何かあったか、調べたらいいね。相場がこのときをもって 中味がまったく変わってしまった。 でアップルのiPhone時代になってツガミの収益構造、受注環境も変わった。 いろんな意味で工作機械のサイクルをみるとき、ツガミは最も重要な指標。。 でもね。。プロが年金ファンドなどで運用するとき、 機械株は10銘柄も買うわけにいかない。 機械のサイクルの初期に投資するのは ファナック、SMC, 三つ目が問題、キーエンスかな。 牧野フライス、ツガミ、アイダエンジ、旭ダイヤモンド、DMG森精機(6141) なども候補だね。アマダは入らないね、あの会社、自分で機械つくってないもん。 キーエンスもある意味では同じだけど。。だいぶ違う。 キーエンス。新大阪のそばに本社あるけど、役員は態度悪い。 大阪中のくそをかき集めて、全役員の顔になげつけてやりたい。 そんな会社だね。だから株は死んでも買わないよね。 話をツガミにもどそう。 600円から780円ぐらいまでの上昇の可能性ありかと 思ったけど、ちと難しい雰囲気ね。 このアナリストの読み。。もっと深く突っ込まないとね。 いい機械のアナリストがいなくなったね。 ********************************************************************** ツガミ(6101) 590円。 X証券の機械アナリストが「中立」の投資判断。 妥当株価は590円。やや失望ですね。 ●当社は4月14日午前11時30分に14/3期通期業績予想の下方修正を発表。売 上高を380億円から322億円へ、営業利益を36億円から12億円へと大幅に 下方修正。 ●株式市場の注目点は、 (1)3月よりスタートしたスマホ関連受注がどの程度まで継続性を有するか、 (2)スマホ受注獲得により15/3期の会社業績予想がどの程度まで強含むか、の 二点にあるとみられるが、我々は今回当社が受注しているスマホ関連受注は iPhone6発売前のスポット受注としての側面が強く、夏以降は受注に息切れ感 が出てくると予想している。 ●そのため、15/3期業績は上期こそ売上高で300億円程度(月50億円)が見込ま れるが、下期はスマホ効果が剥落し、売上高が170億円程度(月28-29億円)まで 減少すると我々は予想している。先の日経報道では、当社の15/3期会社予想は 売上高で500億円程度、営業利益で60億円程度と報じられているが、この達成 ハードルは容易ではないとみられるため、会社の期初計画発表後は好材料の 出尽くし感が広がる可能性が高いだろう。当社とファナックには受注獲得の背景 や今後の継続性の観点で差があることを改めて認識すべきだろう。 ********************************************************************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月18日 12時49分21秒
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