日々随想

意表を衝く小沢さんの辞任！！

如何なる条件を出されようと、対極に立って参院選を戦い、国民の期待のもと
参院の過半を占めた以上、連立など考えるべきでない事はいうまでもない。

党内を結束させんが為会談に応じたのかと思ったが、辞意を表明した所を見ると
やはり、福田さんの出した譲歩案が気に入ってホントに連立を考えたのか。

今の日本が抱える問題は、なにも海外派兵だけではない。　国内には小泉政権の
造ってしまった格差の拡大化や、福祉の後退、ピンハネ企業の公然化、官僚の腐
敗進行、地方の衰退など、改めねばならん問題が山積しているのだ。　　
それを改革しようとするのに、それを造り出してしまった自民党となど組んだ所
でなんにも事は進まんではないか。
何故その事を考えず、海外派兵の所見に囚われたのであろうか。

福田さんは小沢さんの持論（自衛隊は国連の意思に基づく行動しかとらない、米
英など強大国の仕掛ける戦争への協力には断じて応じない）を全面的に受け入れ
れ、テロ対策に関する代替法案も、連立を優先し、それは後回しにするとの譲歩が気に入ったのか。

福田さんを初めとする自民党側の、小沢さんの性格考えた読み、策戦が効を奏し
たのか．．．　取り敢えず、リーダー無くした民主党の今後が気にかかる。

この先誰が統率に当たるのか？　　折角いい雰囲気で追い込んでいたのに！！．．．

それにしても、以前からそうなのだが、小沢さんの言動は唐突としたものがあり
、余りにもあっさりとあきらめたり、切り捨てたりするきらいがある。

わが国にとって、アトのない、ほんとに重大な転機にあるのに、こんな形であっ
さりと状況が悪化に転じるのは、全く悲しい事である。

民主、小沢さんがモロイのか、自民党の面々がしたたかなのか、その後ろの策士が極悪なのか！．．．　

この先日本はどうなるのだろう？．．．　折角イイ風が吹いてきたと未来に希望
を感じていた所なのに、どうもこの民主党というのはサクイとこがある。　攻め
どころを攻め乍らようトコトン追い込みかけれないとか、　いつもはがゆい攻めをする！．．．

裏にナニカあるんだろう、我々の知らん何かが．．．　形だけの二大政党、形だ
けの民主主義、偽装された民主国家、その実いいなりになる奴隷国庫って訳か！．．．

こんな事じゃ、所詮本物の、庶民の為の抜本改革なんて期待出来そうにもない。　
ナントカ切り抜けて吹き出した改革の風を更に強化して欲しいのだが。．．．





　　　
　　
　　　
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