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カテゴリ:院長の日記
ビジネスマナーのカリスマ、東條文千代先生とお会いして、3時間お話を伺うことが出来ました。
学ぶことが多かったです。 まず東條先生が一流企業に必要とされる人材を育てるために、プロの道を歩んでこられたこと。 工夫に工夫を重ねて、しかも楽しく教育の仕事をやってこられたこと。なんと素敵な女性なのか…とうっとしでした。 話し方も教師風でなくかわいい話し方。 先生にきついことを言われても全部受け入れられそう…。 先生の好きな言葉は「言葉が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変わると人生が変わる」 プロとは成果を出せる人のこと。 東京商科学院という専門学校で先生をされているときの学校目標は、「一流企業に就職できる人を育てること」 給料は担任クラスの生徒の就職率・ドロップアウト率・検定合格率・論文・学校入学者の紹介率のポイント制になっていて、1000万円の給与の先生から300万の給与の先生までいて、成果を出せないと残っていけないような学校の制度の中で磨かれていった。 このプロ意識が、先生を鍛えていったようです。 <ルールの約束> 学生を教育するのは、入学式の日の3時間。このときが一番大事。 このときを逃したら教育出来ない。あとからはできない。 子の3時間でルールを全部教え、守ることを約束させる。 スポーツでもトランプでもルールーは最初から決まっている。 入学式の後親子を集めて、ルールを守ることを約束させる。 守れないなら、なぜ守れないかみんなの前で言わせる。 何も言えないんだったら「守れますよね」と約束させる。 そのルールの具体的なこと 1、朝来たら「おはよう」 幼稚園では、先生おはようみなさのはおよう、とやったのと同じように、先生とみなさんにおはようという。 そのおはようを大きな声で言わせ、窓がびりびりするくらいまでの声で練習する。 大声もからだで覚えさせる。 学校に知らない人がきても一応おはようという。 しかも「語先後礼」で。 そのひとはどろぼうかもしれないけど、会う人ごとにおはようを語先後礼で言われたら、おはようをかえしてくる。 みんなに見られていると思うから、どろぼうもしなくなる。 2、何かしてもらったら「ありがとう」 人から受けるときは、全部ありがとう 3、まずいと思ったらとにかく「ごめんなさい」 「おはよう、ありがとう、ごめんなさい」この3つの言葉は命より大事な言葉。 なぜならことことばができないと、人間としてまともに付き合ってもらえないので、この世でまともに生きていけない。 だから命よりも大事。 4、大きい声を出せるようになったら次は「笑顔」 口角を上げる練習は「ウィスキー」で行なう。 2人で向き合って「ウィスキー」(チーズはズで下がる)と言い合う。 有名人で香取慎吾が一番口角が上がっている。 だから「しんごちゃんの真似して」と言ってやる。 5、座るときの「姿勢」は、壁に背中をピッタリつけさせて背中をまっすぐにして、腰のところに手が入らないようにする。 そして胸を広げて、肩をすとんとおとす。これはベンピ、肩こり、生理不順にならないための姿勢。 足は組まない。骨盤をゆがませないため。きれいな姿勢は自分の健康に良い。 だから姿勢に気をつける。 6、週2日は「ドレスアップデー」ビジネススーツにスカート、肌色のストッキング、4~5センチのヒール、薄化粧、スチュワーデスのように髪を後ろでまとめる。 アメリカでもイギリスでも、女性は公共の場ではスカート。パンツははかない。 フランスでは黒のストッキングは娼婦のしるし。 着こなしに慣れてくると、スカートさばきも美しくなってくる。 7、エレベーターで人がいっぱいで、まだ乗る人がいたら、最期に乗った3人は降りる。 などのルールを練習して守ってもらう。 守らなかったら先生が注意するのではなく、生徒同士が注意できるようにする。 ルールの練習、約束は3時間。この3時間ですべてが決まる。 入学式の日、そして夏休みの後の2学期の始業式の日。 もう一度練習してねじを巻きなおす。そして忘れないわね、できるよね、と誉める。 <あいさつ> あいさつには語先後礼、同時礼、ながら礼がある。 一番丁寧なのは語先後礼。アイコンタクトして、おはようございます、といってから礼。 礼も123で下げ12で止め、12345で上げる。 式典などで800人の生徒が揃ってやったらきれい。 相手より先に頭を上げない。 同時礼はビジネスでの時間節約、ながら礼は友達・同僚とのあいさつに。 <アイコンタクト> アイコンタクトの源はシルクロード。 シルクロードには知らない人がやってくる。そのとき遊牧民は3日3晩アイコンタクトをはずさず、同じ物を食べる。 愛はこちらからのプレゼント。 仲良くしたいというほうが先。この方法で仲良くなって次に会ったらもう兄弟。 これがホスピタリティ(おもてなし)の源。 アイコンタクトは自分の命を守るために始まったんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月31日 17時06分40秒
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