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カテゴリ:院長の日記
6月24、25、26(日月火)は、伊豆高原の身心養生苑での感性医道研修を行なっていました。
たのしかった!!至福の時間を過ごさせてもらいました。 涙そうそうの3日間でした。 今回の参加者は、我孫子市からいらしたIさん(57才・男性)と、 横浜市からY・Tさん(34才・女性)とそのお母さんY・Aさん。 それに西宮市からおいでいただいたY・Hさん(70才・男性)でした。 Iさんは、大腸ガンから肝臓にガンが移転したとのこと。 ネットで検索して、身心健康堂を見つけられて、温熱ヴィラ町田の体感コースに参加。 そこで鬼木先生の話を聞き、『免疫道場(鬼木豊・安保徹著)』を読まれて、身心養生苑にいらっしゃいました。 私は、Iさんの感性内観の面接を4回させてもらいました。 お父さんと息子さんに対する面接でした。 面接での報告を聞いている、私を涙がボロボロあふれてきました。 「腹水がたまってきた親父は、腹水を抜くと死んでしまうことを知っていた。 だけど腹水を抜いてその通り死んでいった。 最期は男の決断だって。 親父は決断することを教えてくれた。」 「2番目の息子は19才で、ネパールの標高5000メートルの所で亡くなった。 息子にはいっぱいのことをしてもらった。 息子は高山病で判断を誤って、湖に落ちて死んだ。 息子の遺体を妻とネパールにとりに行った。 そのとき次の年にはどうしても息子の亡くなった所に立ちたくて… でもそこは5000メートル。空気が普通の半分しかない。 そこに行くために、私は太極拳を習い、妻はヨガをやりだしました。 素潜り世界一のジャックマヨールを見習って、呼吸法の練習も始めたんです。 そして次の年1回目は、息子の亡くなった所の、ふもとの村まで行き、 2回目は妻と最期の場所に登ろうとしましたが、高山病にかかってしまって登れませんでした。 3回目にやっと5000メートルの所に立てました。 そこから見る8000メートルのヒマラヤの山々は美しかった。 そして息子の亡くなった湖に足をつっこみました。 氷そうで5秒とつけていられたかった。」 「こんないい息子が私に授かったなんて、プレゼントなんですね。 中学のとき、息子が自信を無くしていたとき、 『ひとりで外国に行ったらどうだ』と言ってやったら、 あいつほんとにひとりでエジプトに行ってきて… それで自信ついたんだな…ありがとう…。」 男泣き泣かれながらそう叫んでいました。 「親より先に子が逝くことほど悲しいことはありません。 私の母は82才。私が母より先に逝くことはできませんよ。 母をちゃんとみとります。」 それがIさんの決断です。 固い決断が出来たようです。 29日(火)の鬼木苑長の話。 「死生観をもたないと、ほんとうの力は出ません。 どの人も例外なく死ぬ。早いか遅いかの違いだけ。 では残された人生を何に使うか。 自分も死ぬことを自覚したら、何をやるべきか決まってきます。 そのとき感性の奥底から突き上げてくる、すさまじいエネルギーが出てくるんですよ」 Iさんは粉苦の研修に参加するまで、本心から笑えなかったそうです。 感性内観や笑いの体操をやって、本心から笑えるようになったとおっしゃってました。 酒の飲みすぎで肝臓がやられたと、笑い飛ばしていました。 本心から笑えて、本心から泣ければもう大丈夫。 Iさんは自ら人生をよりよき方向に運べるはずです。 鬼木苑長のことばです。 「病気を治すんじゃありません。 生き方の間違いを正すんです。 そうすると病気はひとりでに治っていくんです。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月28日 16時21分29秒
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