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今日の光市事件の判決、いろいろと考え込んでしまった、死をもって償わなければならない罪とは何なのだろうか。はたして誰がそれを決めることができるのか。私自身死刑事件を担当しているのであまりにいろいろな思いがあふれる。 そんなことを考えながら新幹線に乗っていたら人身事故、一人の人が自殺したという。 焦点のあたる死がある一方、焦点のあたらないところにも死がある、しかも自分で断つという、その重さは同じなのに。 さて、大幅に遅れた新幹線にのって京都にきた。 4月23日(水)4月24日(木)のCIVIL G8に参加する。以下、宣伝になりますが、 よろしければ、アワブラなどで見てください。 人権問題-- 私が扱う国際人権問題はほとんどが殺戮や虐殺といったもっとも深刻な人権侵害である--をやっていて感じるのは、光のあたる人権問題と光のあたらない人権問題 があるということである。 今、世界で問題となっているチベットやビルマの人権侵害も いまほど世界の注目を浴びるのは久々のことであり、それは私たちがそのことを無視してきたか、関心をもたなかったか、伝わらなかった、ということだ。そして今光があたらないが同じように深刻な問題はいくらでもある。 私はまず語れない人たちに代わって「伝える」という役割を果たしていきたいと思う。 それと、最近チベットやビルマが焦点になっているが、G8諸国はこうした事態をJudgeできる立場なのだろうか。 対テロ戦争で何万人の人の犠牲が払われたのだろう、 なぜ一人たりとも、戦争を主導した国の責任者がこの大量殺人の責任を問われないままなのだろうか。対テロ戦争の総括はまったく終わっていない。 G8で人権を問題にするとき、南の人権侵害を北の国がJudgeする、というだけでは問題は解決しないし、公正な世界に近付いているとはいえない。 以下、ご紹介です。 -------------------------------------------------------------------------------- 4月23日~24日、2008年G8サミットNGOフォーラム主催で、京都市にて「Civil G8 対話」が開催されます。http://www.g8ngoforum.org/2008/03/42324civil-g8.html NGOフォーラムは、2007年1月に、環境、貧困・開発、人権・平和などの、さまざまな分野で活動するNGO約100団体により設立されました。2008年7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」に向けて、日本政府をはじめとしたG8諸国に対し地球規模課題の解決を求める政策提言を行っています。HRNはこのフォーラムに参加しています。 近年、G8サミットのプロセスにおいて、各国のG8シェルパ(首脳の個人代表)や首脳たちと、市民社会の対話が継続的に行われるようになっています。特に、2006年のロシアでは、「Civil G8」として、3回にわたり、世界各国から数百のNGOが招聘され、シェルパや大統領と直接意見交換を行いました。昨年のドイツでは、4月に「Civil G8対話」として、シェルパとの率直な意見交換が行われています。日本のプロセスにおいても、市民社会がG8シェルパたちと対話を続けることが、他の国々から大変期待をされています。 今回、NGOフォーラムは、2日間の国際会議を開催し、市民社会のG8に対する考えやサミットの議題について討議し、各国のシェルパを招いて意見交換を行う予定です。世界のNGOが集う貴重な場であり、また、市民社会からの要望を、シェルパたちに直接伝えることができる重要な機会です。 ヒューマンライツ・ナウの伊藤事務局長は、人権・平和ユニットの一員として、23日のプレナリー・セッションで発言し、24日の人権に関する分科会でファシリテーターをつとめます。 10:00~18:00に、Our Planet TVでCivil G8対話がライブ中継されますので、ぜひご覧ください。 Our Planet TVトップページ http://www.ourplanet-tv.org/index.html ライブ中継ページ http://www.ourplanet-tv.org/video/contact/2008/20080421_12.html また、4月24日(木)の模様については、後日同ウェブサイトで配信される予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.23 03:07:09
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