弁護士・伊藤和子のダイアリー

　真夏は、たまっている執筆などに最適と私の業界ではいわれている。
かくいう私も、年末年始にかけて三冊も本を出す(私の著作権では
ないのですが、いわば編集責任者なので)予定なので、こういう時期に
本来たくさん執筆しなければいけない。
しかし、日中の暑さのせいもあり、どうもはかどらない。

　なかでも一番難しい本は、世界人権デー(１２月１０日)にあわせて、
高校生などにもわかりやすく、人権についてわかってもらう本で、
すでに人気シリーズになっているシリーズの一環として出す予定ですが、
そういう本はロースクール生向けの本とはまったく違うわけで、ああだ、こうだと
考えるばかりで時間がたってしまう、という状態です。
　とにかくどんどん書けばよいというものではないし。
　真夏の夜の執筆は、そういうわけで、あまりはかどらないまま夜が更けて
　いく。