『借金1兆円を10年で返したリクルートの現場力』井上功著 ダイヤモンド社
いろんなところで活躍している人は、リクルート出身という話をよく聞きます。そのリクルートの現場の活力と考え方を現役社員が明かした一冊です。稼ぐ社員を育てたい経営者と、自分で稼ぐ社員になりたい人におすすめです。「第一は収益性、第二はマーケットの成長性、第三はリクルートがやる必然性である。この三つを徹底して考えることが、我々の現場での戦略立案の基本だ。」●あなたの会社において、現場で徹底していることは何ですか?「戦略の具体化では『アサインしないこと』がリクルートのやり方だ。『アサイン』、つまり割り当て・指示・命令を基本的にはしないのである。」●あなたの会社で、指示や命令をしなくても動ける人は何人いますか?「いずれにせよ、僕も含めて現場の社員たちは、自分は必要か不要かという問いを常にしている。同時にリクルートのプラットフォームをどう使うか、あるいは使う価値があるか、といった問いも忘れない。それは自信の次のキャリア設計にも連なってくる。」●あなたは、会社にとって必要ですか?「必要なのは一歩引いて視界を広げることだ。今何をやっているのか、そしてそれはどんな意味があるのか、といった問いかけをリクルートの現場では徹底してやり続けている。」●周りを見て、どうすれば成果を上げられるかを、自分に問いかけましょう!(読書日記)収益性や業界の成長性だけではなく、自分の会社がやる必然性を考えて、ビジネスを絞り込みます。他社でもできる仕事は他にまかせて、自分の強みを活かせる仕事で貢献していきます。そのために、仕事の本当に意味や、成果を上げるためのやり方について、現場で考え続けていきます。★『借金1兆円を10年で返したリクルートの現場力』井上功著 ダイヤモンド社