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May 26, 2009
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定期試験前の英語の授業は、教科書本文テストをやる。教科書本文テストとは、教科書の日本語訳を書いておいて、それを英語に直すテストのことである。
この教科書本文テストは、古今東西どこの塾でも行われているほど、中学生のような初心者英語の学習には欠かせないものだ。 空手の型を覚えるのと同じように、英語の型も教科書から覚えるからだ。 私は生徒たちにこのテストの課題を出すとき、「何回も教科書ノートを見ながら音読しなさい」と言っている。 まず教科書の本文をつっかえることなくスラスラ言えるまで音読し、その次に日本語訳を見ながら音読し、そして最後にスペルを間違わずに書けるようになるまで音読しながら書く。 その一連の作業を繰り返した中で身に付けた英語の『型』は、頭に舌に手に染みついて、簡単に忘れることがない。 またその一連の作業を繰り返すとき、教科書を見ながらではなく『教科書ノート』を見ながらやる方が、学校の試験対策になる。 うちの塾では本文テストの前に教科書ノートを作らせる。 教科書ノートとは、見開きの左のページに本文の英語、右のページにその日本語訳を書いてある、これも古今東西どこの塾でも学校でも行われているノートのことである。 そのノートに大切な文法事項、イディオムや単語、また押さえておきたい前置詞などを授業中に書き込ませる。 それらの重要事項がたくさん書いてあるノートを見ながら、先ほどの一連の作業を繰り返すと、どこが重要でこの文章はこういう構図になっていてというのを確認しながら音読することができる。 このことが英語の勉強にはとても良い。また定期テストのための勉強にもなり、まさに一石二鳥だ。 これはなにも中学英語に限ったものではなく、高校英語や高校古文、また高校漢文でも応用できる勉強法であると思う。 教科書ではなく教科書ノートを見ながら音読するという、本当にちょっとしたことなんだけれども、そのちょっとしたことが大きな差と成り得ることが勉強には良くある。 それが、『勉強の効率』と呼ばれるものなのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
May 26, 2009 10:46:36 PM
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