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1月9日から11日にかけて、慧真館恒例(まだ2年目ではあるが)の中3冬期合宿が去年同様、天城山のふもとで開催された。
塾がある小田原市から合宿所として利用している宿までは、電車とバスを乗り継いで約3時間程度かかる。 本当はもう少し小田原から近い宿を探していたのだが、予算を考慮すると、この合宿所が一番適切だった。 というのも、うちの塾の合宿は、塾業界では考えられないくらいの破格の値段で提供している。 生徒から合宿代として徴収するのは、生徒の宿泊代・食事代・講師2人分にかかる費用を人数分で割った代金のみであり、授業料などをそこに上乗せすることは一切しない。 つまり、一切の儲けはないし、諸経費まで考慮したら逆に赤字である(苦笑)。 塾の利益のために合宿をするのではなく、あくまでも生徒の利益のみのためにするのが、うちの塾の合宿論である。 小田原から合宿所がある最寄り駅までは、生徒たちは湯山に引率されて電車で向かう。 冬期合宿は、行きの電車の中から既に始まっているのである。 合宿所に到着するとすぐに、歴史年号の確認テストが待っているため、遠足気分のように浮かれて電車で騒いでいる場合ではない。 受験生たるもの、移動中の電車の中でも勉強しているのが基本だ。 今年の中3生も、これから始まる合宿に少々胸を膨らませながらも、決して騒ぐことなく電車の中でさっそく歴史のテキストと格闘していた。 私はというと、荷物の搬送や合宿所の準備を兼ねて、電車ではなく1人車で合宿所に向かうのが恒例だ。 生徒の到着より先に合宿所に到着し、教室となる部屋の準備や女将さんと打ち合わせ等を行う。 教室となる部屋は、畳が敷かれた和室の大広間で、生徒たちは座卓のスタイルで勉強する。 これが江戸時代の寺子屋や昔の私塾みたいな雰囲気になり、結構気に入っている。 慌ただしく準備をしているうちに、湯山に連れられた生徒たちが到着する。 3時間の移動の疲れも見せず、皆最初からテンションが異様に高かった。 到着すると、まず服をジャージに着替えさせる。 合宿中は、講師も生徒も、みな服装をジャージ姿に統一している。 予めジャージで統一しておいた方が、オシャレにあれこれと気をとられる必要もないし、何より動きやすく疲れにくい。 ジャージに着替えた生徒たちが教室となる部屋に一同に集まった。 いよいよ、2泊3日の冬期合宿が幕を開けた。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 12, 2010 11:26:40 PM
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