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カテゴリ:ビジネス本
割引クーポンはなぜ小さいことが多いのか? そんなことは考えたこともなかった自分ですが、出社が楽しい経済学 こういった文章に何気なく出逢う、それが読書の醍醐味なのだと思う今日この頃です 紹介したい言葉 88頁 もっと巧妙な価格差別もあります。例えば、商品の割引などに使えるクーポン券。 そう、広告などについている、あのちっぽけなやつ。みなさんはどうしていますか? あんなちっぽけなもの、わざわざとっておいたりしないよ、という人もいるでしょう。反対に、大事に切り取って財布に入れておくという人もいるでしょう。じつは、これだけで十分に価格差別になっています。 企業からすると、クーポン券を利用する人は「価格に敏感な人」と考えられますが、実際にクーポン券で割引の適用を受けて、安く買います。 反対に、クーポン券を利用しない「価格に敏感でない人」と考えられますが、クーポン券を待ってこないのですから、高く買うことになります。小さなクーポン券で割引をすると、自動的に、安くないと買わない客には安く売りながら、高くても買う客には高く売ることができるのです。 これなら企業は、自分たちで客をグループ分けする必要がなく、消費者自らが分かれる仕組みを用意すればいい。これを自己選択型の価格差別と呼びます。 ここまでくると、クーポン券がちっぽけな理由も明らかでしょう。企業が価格差別の効果を高めるには、クーポン券はちっぽけで、保管や利用が面倒なほうがいいのです。 抜粋了 (注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています) 本を読んで得たヒント、展開的アイデア、やるべきこと クーポンを配布することによって、逆説的に顧客を区別しているという発想は自分にはなかったが、これは色々な分野で応用できる考えだと思った その他近況 今回の3連休は見事に何もせずにだらけきりました。やらなきゃいけないこと沢山あったというのに… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このブログは、土井英司氏のビジネスブックマラソンで紹介された本を中心に「気になった言葉」を紹介し、 ・本を読んで得たヒント、展開的アイデア、やるべきこと を徒然に書す備忘録的ブログです 訪れていただいたすべての方とその周りの人たちに、 今日もすべての善き事が、雪崩の如く起きますように ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月22日 22時15分15秒
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