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カテゴリ:日本酒
秋田県 潟上市 神月・生酛(きもと)純米 Shingetsu Kimoto Junmai 小玉醸造株式会社 Kodama Jouzou KabushikiGaisha 猿田修(杜氏) 美山錦100%(精米歩合59%) 1701号酵母使用(?) 2016年3月製造 日本酒度 +3 酸度 1.8 アルコール分 15 購入価格:1134円(720ml) 香りは水飴、山葵、酒粕、砂糖? ちょっと甘い香り。 薄い甘味に伸びる酸味、余韻の苦味はすぐに去る。 意外と旨味は薄め。全体では割とあっさりした味わい。 口当たりからの軽い甘味を入り口に、後から来る酸味が強く伸び、飲み応えを感じる。 飲み応えと飲み易さを両立。 シンプルな雰囲気の中に、特徴を見せる一点が上手に活かされている。 酸味以外に目を向ける特徴が有るか?と言うと、まぁ無いな。 安目の辛口系日本酒に、綺麗に酸味を出したものがこの酒。 酸味が出てなければ、品種も造りも意味が無い安酒の流れで終わってたかも。 ★燗酒にしてみた★(湯呑みに150ml弱入れて電子レンジで約50秒) 香りが飛んじゃったな・・。 冷え~冷やの時の甘味の軽さは残ってるが、酸味の伸びが大きく減退。 普通の辛口日本酒の熱燗と大差無い感じに。 燗冷まし状態になると酸味が少し盛り返したが、ホント少しだけ。 少なくとも燗酒は香りを気にしない人にしかオススメしない。 まぁ普通かな。 普通なりに出来は良く、酸味の出方には特徴も有って悪くない。 だがほぼ同価格なら、先日飲んだ山形の初孫の方が上かも。 生もと造りなのに、燗酒適性が弱いのはやや残念。 料理は和食全般何でもイケそう。 濃い味でも薄い味でも、臭みの強いもの、酸味が強いもの、甘い物、辛い物、何でも合う。 酒自体の味は主張の強いものでなく、酒の酸味が上手く料理の味を受けてくれると思う。 これがこの酒の本来の持ち味なんだろうな。 値段相応。 酒単体だと微妙に物足りなさも有ったが、何かしらの料理と一緒に飲むのならこれはこれで十分に理解出来る。 300ml弱残しで冷蔵庫保存し次の日(開栓約26時間経過) 香りは、内容は変わらないが出力は低下。 味は澄んだ感じの味わいになり、酸味の伸びは有るが、こちらも穏やかに。 「普通の辛口酒に酸味の伸びが伴ったもの」という印象は大きく変わらない。 その「普通の辛口酒」の部分が それなりに綺麗で、穏やかに落ち着きを持った感じ。 初日よりも もっと普通さを好意的に受け止められる。 正直、品種の良さはよく分からない。(元々自分が吟醸酒以外で品種の良さを見極められると思ってはないけどw) 精米歩合59%といっても香りが出るんでもないし、でも味は綺麗な方だったと思う。 初日は安酒の延長みたいな感想を持ったが、飲み進めていくと、言う程安い味ではなかった。 開栓2日目も値段相応。 普段の食中酒としては、なかなか良い動きを見せてくれる。 でもやっぱり、山形の初孫・純米の方が上かな~!? ★楽天検索 神月 純米★ 楽天扱い約4件 1080円~1134円 1升瓶2160円から まぁ普通。良くも悪くも値段なり。 約1000円弱の純米酒に、「秋田」「美山錦」「生酛づくり」の各要素をのっけた感じ。 約1000円の日本酒に、「秋田」「美山錦」「生酛づくり」のどれか一つの要素にでも興味が有れば納得出来る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/05/18 06:03:49 AM
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