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カテゴリ:経済
衆議院議員選挙の公示が明日と迫ってきました。
北海道新聞の記事などを参考にして、前回、2005年の同選挙の「決算」をしてみました。 前回の選挙では、議員定数480名のところ、候補者は1131名で、国の負担は644億 6627万円(決算額)で、候補者一人当たり約5700万円かかったという。 選挙の結果、当選した人たちには、一人当たり年間約一億円(歳費・諸手当や公設秘書給与などを含む)が税金から支出されています。 更には、国会運営費などの間接経費は、議員一人当たり年間約三億円が血税から賄われています。 これだけの膨大な血税をかけても、この4年間で、衆議院議員本来の職務である「立法行為」を実践した者は「ゼロ」です。 トータルで幾らの血税が投下されたか、は、掛け算・足し算すれば分かることですが、それさえ、虚しくなる心境ではあります。 それらが、すべて、ドブに捨てられていたのです。 では、選挙で選ばれたひとは何をしていたのか? 彼らは、国政には一切、携わっていません。 やっているのは「次の選挙で勝つこと」「次の選挙で勝利を収めて、職業(収入)を確保」する「就活」に過ぎません。 利権に群がったり、自分の支持者・応援者を中央官僚に紹介して、政治献金という名の紹介手数料を稼ぐのも、「就活」の軍資金に当てて、少しでも有利に運ぶためではあります。 ですから、衆議院議員選挙が明日18日の公示されるということは、本格的な「就活」がスタートするということです。 さて、私も両手では足りないほど、職業を変えてきましたので「就活」は両手に両足を加えても足りません。 私の豊富な(?)経験からしますと、履歴書には自分に良いことだけを書き、前の離職理由も再就職に有利になるように捏造します。 更には、面接担当者には必死で愛嬌を振りまき、挙句の果て、その担当者が「俺の穴を舐めろ」と言われれば、私は「舐めて」いたでしょう。 ところで、この「醜態」を演じているのは、過去の私だけではなく、現在の衆議院議員候補者全員ではあります。 何故、いち個人の「職活」に約5700万円の血税を浪費しなければならないのか? 何故、「就活」に勝利したひとに年間約一億円の血税をドブに捨てなければならないのか? しかし、私たちには、国家、国民のためお役立ちをいたいという「政治家」を欠くことはできません。 国家を安定して継続させていくには、今日・明日の快楽や生活しか見えない私たち愚民だけでは不可能ではあります。 少なくとも、10年先を呼んで政策を立て(立法)、国家の安泰と国民の安全を保障していただける「先見力」をも備えた者が当然、必要となります。 これが本来の衆議院議員(参議院議員も含む)であり、政治家と呼ばれる資格のある者であります。 さて、明日、公示される選挙では、前回と同様、約1100名のかたが立候補の届出をされると予想されます。 そこで「奇策」を考えました。 衆議院議員の歳費は、「生活保護者」の費用とします。 すなわち、「標準3人家族で東京在住」で月収16万7170円。 ただし、住居費や医療費は実費を負担します。 この奇策を実行しますと、候補者は少なくとも「半減」することでしょう。 衆議院議員に「就職」する価値・意味がなくなるのですから、3分の一になるかも知れません。 結果、全員当選させる訳にはいかないので、議員定数は130名にいたしましょう。 私は、これで良いと確信いたします。 それで結構です、 月給として16万円もいただけるなど望外の喜びです、 日本国の末永い平和安定と、国民の健康・生活を守るため、立法を断行し、滅私奉公させていただきます。 これこそ、衆議院議員であり、政治家ではあります。 このような御仁が、明日、何名、届出するのか楽しみであります。 付記 それにしても、供託金300万円の壁は高過ぎます。 これも、規定得票を確保できない場合は「没収する」ではなく、せめて、 保証金として300万円を納め、選挙が終わったら「返却する」ことにして欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.17 11:22:24
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