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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:映画の感想
先日DVDで「セルラー」(2005年2月公開)を観ました。主演はキム・ベイシンガー(「L.A.コンフィデンシャル(1997)」)と、9月公開の映画「ファンタスティック4」で炎のヒューマン・トーチ役で出演したクリス・エバンスです。
共演は「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム、「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシーなど。製作は「インデペンデンス・デイ」等のディーン・デヴリン。監督は「ハリー・ポッターと賢者の石」「マトリックス・リローデッド」等のセカンド・ユニット監督デイヴィッド・R・エリス。これらメジャー作品を手がけたスタッフが集まった訳ですから面白い筈です。 キム・ベイシンガーの最新作は「ドア・イン・ザ・フロア」で10月22日公開です。 ■ストーリー抜粋≫ 「セルラー」公式サイトは≫こちらです。 【 愛する夫や息子と暮らしている高校の科学教師ジェシカの幸福な生活は、突然、自宅に侵入してきた見知らぬ男たちによって砕け散る。彼女が連れて来られ、監禁された部屋には、粉々に壊された電話が一台有るだけ。彼女は科学の知識を駆使し、何とか電話線を復旧させると、やっと繋がった相手は、見知らぬライアンという若者だった。その彼に自分と家族の身に命の危険が迫っていることを訴える。今や彼だけが彼女の望みだった……。果たして誘拐犯の正体は? そして彼らの真の狙いは? 】 ■感想です↓ この映画、タイトルの軽さの割りに面白かったです。サスペンスと家族のドラマと青春ドラマの要素をミックスしたような中身が濃い映画でした。サスペンス色が強い映画なのに、筋書きが込み入ってなくて、ストーリーの展開が早く、謎の誘拐犯と被害者との息詰まる駆け引きや、誘拐された被害者と救出に向かう若者を結ぶ電話が緊迫感を盛り上げていました。 「なんで何も無い監禁部屋に壊れている電話だけ置いてあるの!?普通おかないだろっ!」とか「もう、圏外で電波が届かないだろっ!?」とか言う、この映画の成り立ちをも否定してしまうようなツッコミは我慢して観て下さいね(~_~;)。それが無かったら、この映画が始まりませんから。^m^ 名前も顔も知らない女性からの1本の電話から、彼女を救出する為に奔走する男性ライアン役を「ファンタスティック4」に出演しているクリス・エバンスが好演しています。始めはナンパしか頭に無いような、仕事も女性も適当にあしらって人生楽しければいい!という甘い考えの持ち主で、超軟弱な男性だったライアン。もう演じているクリス・エバンスが適役過ぎなくらいの顔と身のこなしでしたわ(~_~;)。その彼のポジションは「ファンタスティック4」へと受け継がれていましたけどね(@_@;)。 そんなお気楽軟弱男性に偶然かかって来たあまりにも唐突な電話の内容に、イタズラ電話かと思い切ろうとした瞬間、繋がったままのケータイから悲痛な女性の叫び声を聞いてしまう。あまりに緊迫した状況に本当に事件が起こっていると分かり、不本意ながらも放っておけずに事件に巻き込まれて行く。 その彼の単なる遊び人風ナンパ男性から、頼れる硬派男性へと精神的に成長していく姿も見逃せないです!(^.^)今や私達にとって身近な存在の携帯電話だからこそバッテリー消耗の恐怖感!(~_~;)や、電波の届かない場所でのツーツー音の絶望感(~_~;)が、映画を観ながら「うんうん、アルアル!」とレギュラーなみに共感し、緊迫感が分かりやすく感じられると思います^m^。 それと、何故ジェシカという女性が誘拐されたのか?が中々分からなくて、後半まで謎に包まれていて、謎の犯人の目的が分かった時に、「なるほどぉ!そっちだったのか!」と犯人像を絞らせなかったのが良かったです。まぁ、勘の良い人にはすぐに分かったんでしょうけどね(^^ゞ。 普通は誘拐物の映画と言えば、家族と警察、FBIと犯人という登場人物で、警察には任せて置けないから家族の誰かが自ら救出に向かう!というのがお決まりの展開でしたが、この映画はケータイの電波で繋がっているだけの全く見ず知らずの男性が救出に奔走するという、ちょっとビックリな展開が面白かったです。 セルラー ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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