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テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:映画の感想
「スター・トレック」を観てきました。この映画はTVシリーズの他に、映画でも過去に10作品も作られていたらしいけど、私は映画もDVDもこれまで殆んど観たことが有りませんでした。でもこれだけ長年にわたり露出量が有った訳ですから、こんな無関心な私でもキャラの名前とポジション位は把握できていましたから、観ていて何となく懐かしい雰囲気も有りました!ただ、エイブラムス監督が「クローバーフィールド/HAKAISHA」のプロデューサーでも有ると言うのが一抹の不安を感じていました!それでも映画での初監督作品の「M:i:III」は案外面白かったので、私の中では期待と不安が入り混じっていました。しかし、不安はすぐに消えて冒頭の15分位が圧巻で、すぐに物語の中へ引き込まれていました。
これまで作られてきたシリーズ物とは全く別次元の世界観を作り上げていて、懐かしいけど新しい感じがするし、予想以上に面白かったです。「バットマン」シリーズでも再構築して全く新しいシリーズ物として生まれ変わって成功しましたが、この映画もビギニングとして大成功ですね。過去に描かれていたエンタープライズのカーク船長以下クルーたちが、そもそもどのようにして出会い揺るぎない絆を深めて行ったのかを、宇宙での冒険を絡めて描いています。青春ドラマのキーワード的な、若い訓練生時代の苦悩とか恋愛の三角関係とか・・・地球上でのそう言う面倒くさい展開は早めに切り上げて、みんながサッサと宇宙船に乗ってしまっていたのもテンポが早くて良かったです。 エイブラムス監督は「スター・トレック」を殆んど観たことがなく、むしろ「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンだったらしいですね。それでかどうか分かりませんし、意図してそうしたのか知りませんが、「スター・ウォーズ」的な要素が見受けられました。「スター・ウォーズ」ファンの私としては、勝手てにあちこちの映像をコラボさせて結構楽しめました。私はSFやファンタジー映画も好きなので、こう言うジャンルの映画は現実離れしたシチュエーションでも全然気になりません。私の好きなSFと言うのは「現実世界を反映した科学や地球を題材にしたSF」ではなくて、この映画のように初めっから荒唐無稽なストーリー展開がお約束の「まるで異次元の地球と宇宙を題材にしたSF」の方が好きです。 この手のSF映画では当然の事ながらVFX満載の大迫力映像が売りになってきます。「ワープ」とか「転送」、「得体の知れないクリーチャー」とか、これまでにも有りがちな映像ですが、それはもう今の技術ですから最高の映像を見る事ができるし、実際見応え十分でした。それぞれのキャラクターもオリジナルのイメージを壊すことなく魅力的な個性を発揮していました。ただクレームを付けるとしたら、「全く新しく再構築した」と言うのに、シリーズ当初からのコアファンを意識したのか!?クルーのコスチュームや宇宙船の内部が、ちょっとチープなレトロなままだったのが残念! 「あの服装じゃないとスター・トレックじゃないでしょ!」って怒られるかも知れないけど!(笑)目を見張るような大迫力の戦闘場面の最新VFX映像を観て、場面が一転して宇宙船の内部に目をやると、何か・・・体操のお兄さんが着るようなレトロなコスチュームのカークたちが! その映像のアンバランスさが気になったりして!次回作でも一考の余地はないのでしょうか!? ・・・とは言っても、私の好きな「スター・ウォーズ」が50年後位にリメイクされて、ダース・ベイダーのヘルメット部分が”透明 ”に変更されていたら絶対に嫌ですから!まぁ、アレはアレで良いんでしょうね!?(^^ゞ 私の採点≫星4個です!(冒頭15分がクライマックスかも!?(笑))
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Last updated
2009.06.13 03:08:04
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