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カテゴリ:チェロ
ブログの更新は完全に怠けた1年だった。このブログの当初の目的は達したのでもう止めてしまおうとも思ったのだが、やめるのにもエネルギーがいるので結局ずるずると今日に至っている。
この1年を振り返ると、チェロに関してはオケに入門し、曲がりなりにも定期演奏会にフル出演させてもらえたという点がなんといっても大きい。1年前には見学に出掛けたものの、全く弾けなかったのでそのままやめようか、それとも思い切って入門するかでたいへん悩んでいたのであるから、結果的にはよかったというべきであろう。 オケの練習に加わったのもプルトを組んで二人でひとつの譜面を見て弾くのも譜めくりをするのも指揮者のもとでステージ上で弾くのもすべて初体験であり、その意味で一つの発展期だったと言ってよいだろう。パート譜上の、col legno, con sordino, sul Gなどの各種記号も初めてであり、ミュートを使うのもピチカートも実質的には初めて、ボウイングをそろえるなんていうのももちろん初めて。 しかし内実はまだまだ譜読みが遅く練習に膨大な時間が必要、右手もうまくないがそれ以上に左手のフィンガリングや早い動きが稚拙で弾けないところが少なくないなど、レギュラー団員におんぶに抱っこで出させてもらった感が強い。 オケの練習に参加することには慣れたし、その場で当初感じていた居心地の悪さも解消されてきたが、1年でできることには限りがあり、まだまだこれからの努力が必要である。自分の演奏がオケの発する音の一部となって大きなアンサンブルに参加しているという実感はまだまだない。 おそるおそる音を出し、やっとかっとくっついていっているに過ぎないのが実情だ。しかし大勢でひとつの目標を達成するべく心をひとつにする喜びや緊張感は味わうことができた。曲の構造や自分のパートがその場所で果たすべき役割などはなんとなく感じとることができるので、今後はまずひたすら曲を聴き、ついでパート譜を見ながら歌えるようになることが上達の早道であるように思う。チェロ自体の練習はそれからでもよいのかもしれない。 オケ以外でもチェロ仲間とのアンサンブル練習がなかば定期的に行われ、結果として発表の機会も得られたことが挙げられる。 両者とも今後も続けてゆきたいものだが、どちらも時間を要することであり、仕事との両立が頭の痛いことである。特に新年の後半は忙しいことが予想され、オケはあきらめざるを得ないかもしれない。 さて今年もあとわずか。NHKで第9をききながらこれを書いている。 みなさんよいお年を! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月31日 21時43分16秒
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