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ミニコミ 「志」

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しゅり@ Re:地平線の彼方から(05/13) 私も確か中学生の時に合唱コンクールで歌…
みほまま@ Re:地平線の彼方から(05/13) はじめまして。中学生の頃に学校の合唱コ…
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2010.01.16
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カテゴリ:徒然なるままに
アメリカから帰った瞬間から、介護生活が始まった。
アメリカでの出来事を反芻することもなく、写真の整理をすることもなく、
慌ただしく毎日が過ぎている。

帰国した日、そのまま義父母宅へ。
ただならぬ様子に、翌日自分たちの荷物をほどくどころか
父母を引き取るための部屋の大掃除。
父母を迎えにいった。

一緒に暮らそうと提案したら母は、涙を流して喜んでくれた。
しかし、しばらく考えた後、「やっぱり行けない。」と言った。
「自分の命ある限り、自分のやるべきことをやり続ける。」
そういう意味の賛美歌の歌詞だけが、頭の中をぐるぐると巡っていると。

母にとってやるべきこととは、少し認知症になりかけた父の世話をし続けることだ。
そのことをしなくてよくなってしまったら、生きている意味がないと考えているようだ。

自分がガンになったとき、保健室の先生から薦められて読んだ
「がんばらない」という本の内容が思いだされた。
今は有名になった諏訪中央病院の院長 鎌田実さんの本だ。

患者を病院の論理で扱うことをしない。
その人がその人らしく人生を全うしたいという気持ちを尊重する。
死ぬ時は、自分の家で。
死ぬ時は、自分の奥さんと一緒にいたい。
人に下の世話までされて生きていたくない。
そんな、患者の願いを聞きながら、病院としてどうサポートできるかということを考えていく。
そんな実践がたくさん書かれていた。

余談だが、地域とともにある病院、とっても素敵だと思った。
地域とともにある学校って、どう会ったら良いのか考えさせられた。
ネットデイをやろうという覚悟を決めたのも、この本の影響だ。

このことで母が母らしく生ききっていくのをどう応援したら良いんだろうと考えさせられた。
その日は、そのまま帰ってきた。
翌日、家内が介護サービスを担当してくれている人と連絡を取り、相談して救急車で病院に運んだ。
入院になった。
父を引き取った。
そして1週間。今日、母が退院し、母も我が家に来ることになった。
しかしそれはかなり強引で、母のコンセンサスが得られてない。
なかば強引に連れてきた訳で、母は納得していない。
しかし、抵抗する力もない。

母の人間としての尊厳を最大限尊重しつつ、最も良い道を模索していく日々が続きそうだ。







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Last updated  2010.01.17 00:06:33
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