2444499 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(~2018年2月)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014年12月24日
XML
こんにちは!アウトドアーズ・コンパス スタッフの楠です。


2014年11月22日(土)~11月28日(金)

今年も実践版シーカヤックアカデミーである『瀬戸内カヤック横断隊』
へ参加しました。

前回のスタッフ楠の『第十二次瀬戸内カヤック横断隊』

実践版シーカヤックアカデミーその1

実践版シーカヤックアカデミーその2

実践版シーカヤックアカデミーその3

引き続きレポートをお届けしますね。

今回で最終話、なんだかんだと長くなりまして スミマセン!

最後までのんびり読んでいただけると嬉しいです。



☆2014年11月27日(木)シーカヤックアカデミー6日目☆


雨雲が去り、風が心配になった第十二次瀬戸内カヤック横断隊です。

6日目のリーダーは初参加のアメリカ人

Michael Reid(マイク)隊士です。

そして山口県から初参加の角田隊士が通訳に入りました。

マイク隊士は今年、原隊長と一緒にダブル艇で

日本から韓国まで横断しています。

そして、僕が身体を使ってのジェスチャーを

かなり褒めてくれる男です!

(あぁ・・・英語が得意だったら良かったなぁ・・・。)


早朝、少し強い北東の風が気になる中、

6時半にブリーフィングをしました。







この日は日本三大潮流の大畠瀬戸を通過します。

12時45分転流の時間を狙うことにしました。


快適に野営ができた逗子ヶ浜海水浴場、

焚火の跡を完全に無くした後、

風波のセットをよく見ながら離陸です。







転覆や互いの衝突などの事故もなく、全員が離陸完了。

マイク隊士の英語の掛け声が聞こえ、

「海外ツアーで漕ぐってこんな感じかなぁ・・・?」と、

なんとなくマイクの声で少し雰囲気が変わった気がしました。

あっ!ここで一言 説明させてください。 

『瀬戸内カヤック横断隊』はツアーではありません。







風と向かい潮がぶつかっておきる三角波も発生しています。

海況が良ければ浮島経由(ぜひ地図をご覧ください)で

ショートカットをして進めますが、

風が強い時や潮流によっては、ショートカットはしません。

この時もなるべく岸により、岬のやや内側狙いでルートをとりました。







シーカヤックと波動。

バシャバシャと漕ぎ進む時間もあります。







大畠瀬戸に近付くにつれ、潮流の最強時間は過ぎているものの、

川のような流れも感じました。


大島大橋の手前の砂浜へ着陸。

潮止まりまでゆっくり昼食を食べた後、

後半のルート確認をし、野営地を決めました。


離陸して、大島大橋から防予フェリーが出てきた時、

「これで松山まで帰るんだなぁ・・・。」と、

ちょっと寂しく思いながら漕いでいました。







大畠瀬戸はとても良い海況で通過でき、

野営地 柳井市の湯原海水浴場を目指します。


周防大島と湯原海水浴場までは、最短ルートの斜め横断。

本来、航路は最短距離で渡りますが、海況や潮流、視界により判断し、

ベストな行動をとる場合もあります。

この時、今まで以上に隊列を意識して漕ぎました。







18艇は固りながら漕ぎ、野営地へ早めの着陸ができました。

ここからゴールの祝島まであと少し!







マイク隊士が、浜へうち上がったカキ養殖パイプを使って、

『12th SETOUCHI KAYAK TRAVERSE.』と作品を作ってくれました。

いい感じです!記念撮影!!


そして横断隊隊士の良い雰囲気の中、

明日の最終日に向けて、夜の横断隊がスタート!


風が変わりながら、最終的に北西の風が強くなることを予想し、

午前中が勝負と話し合いました。



色々と計算した結果、

翌朝6時にフラッシュライトとヘッドランプを装備し、

暗い中の離陸を決めました。



2014年11月27日(木)ルート↓

1127ルート.jpg

晴れ、北東から北西の風
漕行距離35.7km

リーダー:マイク
通訳:角田

航海ログ
-----------------
6:30 ブリーフィング
6:55 離陸
8:30~40 土井の浜前休憩
9:40~50 大崎崎前トイレ休憩
10:40~45 久賀港前休憩
11:40~45 椋野西休憩
12:00~30 飯野山浜昼休憩
13:35小松港南から横断
14:30湯原海水浴場着陸行動終了
-----------------
朝食
焼きモチ×4個、のり、味噌汁、野菜ジュース
昼食
アルファ米1食、マヨ魚肉ソーセージ、ココア
夕食
初日に漬けた阿波産とりムネ肉(塩麹付け)、
玉ねぎ炒め、ベビーチーズ、目玉焼き、ウィンナー、
つまみ、ビール×4




☆2014年11月28日(金)シーカヤックアカデミー7日目最終日☆


早朝4時に起きて天気予報の確認。

風がどんどん強くなることは変わらず、

朝凪のうちに少しでも進みたいなと思いました。


まずは朝食をガッツリ食べてと。






オデンに力うどん(もち増量バージョン)です!


食料・・・特にビールが減った分、パッキングにゆとりがあって、

準備が楽チンでした(笑)


5時半に暗い中でブリーフィングをして、

忘れ物と足回りのチェックをしながら



焦らず



ゆっくりと離陸です。







第十一次も最終日は暗い中の離陸でした。

その時の経験を生かします。

特に離陸時、海上の岩礁に乗り上げては大変ですね。

フラッシュライト、ヘッドランプは必需品です。

僕の場合、ヘッドランプ2個と予備電池は

海上でも取り出しやすい所に携帯しています。

ヘッドランプ無しで目が慣れるという方もいると思いますが、

漁船など相手に存在を知らせることも重要かと思います。

陸の生活でも予備があると安心ですよー。







浅瀬の岩礁に十分注意し、互いに声を掛け合いながら漕ぎました。


ご来光も・・・







あぁ・・・すぐに雲へ隠れちゃいましたー。。。


明るくなった頃、長島の手前まで漕ぎました。







ここも難関、上関大橋の下を通過する大型船の往来があります。


なんとか向かい潮の中を漕ぎ進み、

長島の南岸の浜で小休憩しました。

そこでトラブルが発生。

井上隊士が離陸した時、

海上にいた斉藤隊士のシーカヤックへ衝突したとのこと。

僕は離れて海上休憩をしていたので、後で聞いた話になりますが、

ラダーとデッキの衝突でした。

とにかくお互い怪我が無く、

斉藤隊士はコクピットの前方側のデッキを簡易リペアをし、

どちらの舟も漕げる状態で進めたので良かったです。







長島も ながーい島です。

岬の先で潮流が強く、三角波も発生。

祝島へ近付くにつれ、雰囲気も緊迫していました。







長島の最南端の岬を回りこみ、徐々に祝島の全体が見えた瞬間、

グググっと気持ちが高まりました。

この瞬間は言葉にできない興奮が溢れてきます。


長島の田ノ浦は相変わらず綺麗な海でした。

上関原発予定地だった所も昨年と同じ景色でしたが。


祝島から漁師さんに、漁船で出迎えまでしていただき、



さて、最後の海峡横断!約3キロ!!



ここを何度も横断していますが、穏やかだったことは少ない気がします。







田ノ浦から祝島までの間は、今回も最後まで気の抜けない海況でした。







途中離隊や入隊も無く、全行程を一緒に漕いだ同志。







第十二次瀬戸内カヤック横断隊隊士は笑顔で祝島へ着陸できました!



そして記念撮影後、明日の撤収を心配させるぐらい天気が悪くなり、

激しい雨と風が吹いたのでした。


祝島の島民の皆様をはじめ、
色々な形でご協力や応援していただきました皆様、
本当にありがとうございました。


2014年11月28日(金)ルート↓

1128ルート.jpg


11月28日(金)7日目
晴れ 北西の風
漕行距離26.6km

リーダー:吉村
サブリーダー:本橋

航海ログ
-----------------
5:30ブリーフィング
6:10離陸
7:05黒崎鼻海上休憩
8:00上関海峡通過
8:10海峡西側はずれの浜トイレ休憩
カヤック同士が接触して破損、応急措置
9:05蒲井海上休憩
10:15田ノ浦海上休憩、現状報告
10:25最後の海峡横断開始
11:10祝島着陸
行動終了
-----------------
朝食
モチ煮×4、しいたけ、キャベツ、野菜ジュース
昼食

夕食
つまみ、ビール×4


なかなか読み辛く、伝わりにくい文章かもしれませんが、

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


おわり





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年12月24日 10時32分57秒
[└瀬戸内カヤック横断隊] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

カテゴリ

プロフィール

KOMPAS002

KOMPAS002

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

© Rakuten Group, Inc.