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テーマ:ニュース(99789)
カテゴリ:ニュース
不登校新聞社が発行している「Fonte」という新聞に載っていたニュースである。
ネットでも読めるので、記録のためにコピーしておく。 不当な暴力行為、プライバシー侵害、19歳男性「長田塾」を提訴 子どもの不登校、ひきこもり、非行の問題を、親になり代わって解決すると宣伝し、名古屋市内で親と子どもの「メンタルケア」の事業をしている「長田塾」(有限会社塾教育学院)とそれを主宰する長田百合子氏に対し、19歳の男性が不当な暴力的扱いとプライバシーの権利を侵害されたとして慰謝料の損害賠償を求める訴えを7月22日名古屋地裁に提起した。【名古屋支局】 訴状によると、東北地方に住んでいた原告男性は、高校入学後すぐに不登校になり、その後自室にこもる状態になっていたが、01年8月(当時15歳)母親から依頼を受けた長田氏が若い屈強の男性補助者とNHKテレビの記者、カメラマンを伴って、原告男性の同意もなしに部屋に侵入し、恐怖に陥っている原告に長田氏の寮へ入所するよう迫り、そのようすを至近距離で撮影、録画させ、さらに補助者が缶コーヒーの缶を面前で握りつぶして腕力を誇示したうえ、「力ずくで連れて行くか、自分で歩いていくか」と脅迫して寮に入所することを同意させ連行した。 原告はその後、二度寮から脱出を試みたが、連れ戻され、同年12月から約1カ月半、所持金がいっさいない状態で従業員に監視され、母親にもその所在を知らされず、アパートに一人軟禁された。 不信を抱いた母親が弁護士に相談し、弁護士が長田氏側と交渉して原告をアパートから連れ出し、自宅に戻した。 その間、NHKテレビが原告の部屋に長田氏らが侵入したときの修羅場の場面の録画をそのまま放映し、原告の実名と顔の映像を公表したため、原告は自宅に戻ってからも周囲の目が気になり、また、子育ての不安から惑わされたとはいえ、自分を寮に連行させた母への怒りや恨みで悩んだという。 原告は現在アルバイトをしながら自活しており、他の子どもらの被害がくり返されたくないという思いで訴えることにした。 多分、私はこのテレビ番組を見ていると思う。 長田百合子氏が(親の依頼により)この家庭に入り、 ひきこもり状態になっていた少年に対して 暴言や脅しのような言動をしているのを見て、 私は怒りと不快感でテレビを見続けることが苦痛になってしまったことを思い出す。 いかに親の了解の上とは言え、これではこの少年のこれからが心配だと思った。 その映像を見て以来、私は長田百合子氏の方法に対しては、 まったく共感を抱けぬばかりか、 このような方法を是とする考え方には、強い反発を覚えていた。 だから今回の提訴のニュースを見て、 「当然だろう」と思っている。 おりしも、昨日のスーパーテレビ情報最前線で、 「ひきこもりを救え!」というタイトルで、この「長田塾」が放送されたようだ。 私はこの番組のことに気付いていなかったので見ていないが、 (もし知っていても見なかったかも・・) また同じような内容だったのだろうか。 ネットで検索したら、長田百合子HPがあった。 彼女への先入観がそうさせるのか、読みながら反発を覚えることも多い。 しかし、彼女の主張や実践の全てを批判するものでもない。 ただ、私が見たあの放送での彼女の手法は、絶対に納得はできない。 今後の成り行きを見守りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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