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2006年01月31日
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最近、肌の角質層に惚れています。
角質と言うと、いらなくなった物、よけいな物というイメージしかないと思いますが、私たちが自分の肌だと思い、美しさを気にかけている目に見える部分こそが角質層です。

わずか0.02mmですが、担っている役割のすごい事!

まず一番は外部からの異物の侵入を防ぐこと。分子量500以上の物はまず絶対通しません。
それから、人体の70%は水分ですから、それを蒸発させないように守る役目もあります。
角質層のバリアゾーンのおかげで、私達は細菌や異物から身を守り、しっとりとした肌を維持する事が出来ます。

正常な状態の角質細胞は核のない死んだ細胞で、28日の周期でアカやフケとして剥がれ落ちていきます。
これが角質剥離です。
でも、角質層に刺激、炎症があると、まだ核を持っているので角質としての任務をはたせない未熟な細胞が、角質層になってしまいます。
未熟なので、バリア機能がきちんとはたせません。
これを角化不全と言い、これが起きると角質剥離も正常に行われなくなり、角質の表面はなめらかさを失い、ザラザラしてきます。

低温・乾燥・紫外線・ホコリなどの刺激が原因でも角化不全になりますが、なんと言っても、分子量500以下の合成界面活性剤で肌バリアを壊す刺激、さらに壊した所から侵入する過剰な水分が原因で角化不全になる人が増えているようです。
不自然に水びたしにされる事で、役目を終えた角質が剥がれづらくなり、正常な角化のサイクルが狂うのです。

また、皮膚にあるNMFという天然保湿剤の中には、微生物が作り出す天然の界面活性剤があるのですが、いつも肌を水浸しにしているとこれが活性化して皮脂を洗い流す現象も起こるようです。

また、これは最近知ったんですが、いつもオイルで肌を閉塞させていても、結果的に角質層の水が多くなって同じような現象が起こる事もあるらしいのです。
私はどちらかというとオイル派なのですが、これを知って長時間肌全面にオイルをつける事は、今はやめています。
オイルはマッサージなどのスペシャルケアの時に留めています。
どちらかというと、水分を多少含んだクリームのほうが、こういう被害はないらしいのです。(もちろん合成界面活性剤なしの物)

角化不全が起こると、肌老化がすごく進むらしいです。
こうなると無理なピーリングなどやったら、その時はよくても肌は大慌てで新しい角質層を作ろうとして、未熟な角質細胞を表面に形成しかねませんよね。

化粧水なら蒸発しますが、最近ポリマーなどで水分をたっぷり含ませたゲルを肌に塗って、しっとりしてるからと安心している方が多いですが、かえって肌が乾燥し、核を持ってザラザラした角質層を作り出してるかもしれません。

気をつけて!

で、最近クリームも探求しているのですが、
明日は私が今使おうかなと思っているクリームの事を書きます。

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参考 偉大なるバリア角質層の驚嘆すべきメカニズム





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Last updated  2006年01月31日 19時10分53秒
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