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アンチエイジングの鬼

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2007年04月28日
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さて、前回の続きですが、ナチュラル&ハーモニックプランツの「ファーマーズ」にてここの社長の初めての著書「日と水と土」が販売されていました。


そしてその隣にはあの奇跡の林檎の木村さんの著書、
その名もなんと「自然栽培ひとすじに」が!!





もちろん両方買いました。
で、帰りの長い長い電車の中でも読み、帰宅してからも夢中で読み、その日の内に2冊読破しちゃいました!

林檎農家の木村さんのことはNHKの「仕事の流儀」でも見ていたので、だいたい経緯は分かってたつもりでしたが、活字でもっと詳しく書かれているのをじっくり読むと、これはもう農業の本というより人生の書だなと。
農業の本読んでも、、と思われるかもしれませんが心の面でも学ぶことが多い本でおすすめです。


林檎は農薬を使わないと、通常収穫量が10%以下になってしまう果物です。
要するにこれまでの常識では、無農薬栽培なんてまったくの不可能ということです。
林檎は病気になりやすく、虫がつきやすい作物だからです。



木村さんは1978年から林檎の無農薬栽培を始めました。
農薬をやめようと思ったのは度重なる農薬散布で、奥様が体を壊してしまったこと。
もちろん木村さんの体調子も悪く、ついに農薬をやめることを決意。
年10回の農薬散布を1回に減らすところまではスムーズでした。
そしていよいよ無農薬にとりかかりましたが、そこからが地獄。
全面無農薬にしたとたん、暑くなってくるとハマキ虫、シャクトリムシ、毛虫などの害虫が大発生。
木村さんの林檎の木は食い尽くされ、8月には1枚の葉もない悲惨な状態になります。


そこからなんと8年も、木村さんの畑にはついぞ林檎の実が実ることはなくなりました。
実どころか花も咲きません。



木村さんはまったく無収入の借金生活になりましたが、それでもあきらめずに日々研究を続けていました。
木村さんは1本の木にスーパーのレジ袋一杯になるほどいる虫たちを、手作業で捕っていましたが、よく観察すると、農薬を撒かなくなったことで自然の中の食物連鎖が復活してきているのを感じます。
年に1種類づつ前年に大発生した害虫がいなくなるのです。
周囲からは「もうやめろ」「気がおかしくなったか」「女房子供のことを考えろ」などと言われても、木村さんは希望を捨てませんでした。

無農薬栽培を始めて5年目、ついに林檎の木がかなり弱って枯れかかっているのに気づきます。
農薬の代わりに食酢の散布をすることに効果があることなども発見し、前進してはいましたが相変わらずハマキ虫、シャクトリムシなどにやられ放題だったからです。
木村さんはその日から林檎の木1本1本に話しかけるようになります。


「花も実もつけなくてかまわないから、どうか枯れないでくれ!
お願いだから頑張ってくれ!!」



近隣の農家からは「とうとう木村が狂った」と言われるようになり、さすがに恥ずかしくて隣との境界に面した木にだけは声をかけませんでした。
すると不思議な事に、600本ある林檎の木のうち、声をかけなかった82本だけが枯れてしまったそうです。
そのことから木村さんは林檎の木を励ますことを、毎日欠かさなくなりました。

6年目。いよいよ生活は困窮を極め、相変わらず畑は害虫だらけ。
気がつくと、首をくくるためのロープを編んでいたそうです。
美しい月の光の中、岩木山を死に場所を求めて登って行く木村さんでした。
そして歩いていると、いきなり月の光に照らされた林檎の木が浮かび上がってきます。
そこは人の手が入っていない放置された畑。
肩の高さまで草が生い茂り、誰も踏んでいないので土はクッションのようにフカフカ。
農薬散布されてるはずもないのに、虫1匹いません。
夢中になって観察しているうちに、気づくとどこかにロープを落としてしまっていました。


「これが答えだ!!」


次の朝同じ場所に行って見ると、それは林檎ではなくてどんぐりの木でした。
しかし木村さんは落胆することなく、このどんぐりの木をお手本に、さまざまな工夫をするようになりました。
そこには生命が溢れ、何一つ無意味なもの、邪魔なものはなく生態系の1つとしてどんぐりの木が生かされていました。
林檎の周りに大豆を植え、雑草も生やす。土はフカフカに温かくなり、相変わらずハマキ虫、シャクトリムシはいましたが、林檎はみるみる元気を取り戻してゆきます。
「ひょっとすると人間が本来口にしてはならないもの、残留農薬や肥料投与による過剰な硝酸態窒素などを食い尽くしてくれているのが害虫なのではないのか」と木村さんは考えます。
農薬を散布しなくても、肥料をやめて林檎畑のバランスが回復すると共に、害虫は減っていったのです。
そして9年目の春のことでした。近隣の農家の人がやってきました。


「おい!木村!お前のところの林檎、花が咲いてるぞ!!」


それは9年ぶりの林檎の白い美しい花でした。
それから20年、木村さんの林檎は「奇跡の林檎」と呼ばれるようになり、発売と同時に5分で売りきれます。
この林檎にはなんと芯がありません。そしてかじって時間が経過したら、普通茶色く変色しますが、この林檎は変色しないそうです。
そしてそのまま放置していても、腐らずにドライアップルになるそうな。
林檎ジュースを放置してると、いつのまにかお酒になり、そのあと酢になるんだとか。
木村さんの林檎は伝説と化しているので、もはや私達ハーモニック宅配会員でもなかなか手に入れることは出来ないのですが、現在木村さんが指導されて志を継ぐ林檎農家も続々登場中。これは手に入ります。
もっともっとこういう農家に登場してもらうためにも、私達消費者が支えないといかんのです。

ところで、まだ木村さんがこんなに有名になる前に木村さんの林檎ジュースは飲んだことあるのですが、林檎そのものは食べた事がありません。
しかしこの本で、木村さんの奇跡の林檎100%の「にごり林檎酢」という物がある事を知りました。
水を1滴も使わずりんごの水分だけで作られ、ろ過していないまろやかな林檎酢だそうです。
さっそく注文いたしましたわ!木村さんの林檎にあやかって、腐らず発酵する女になるために!(笑)

ちなみに、ハマキ虫だけはしつこくて2000年まで畑にいたそうです(笑)
この虫は林檎農家なら見るのもいやな天敵中の天敵なのですが、、、、、

なんと木村さんは、この虫は実にさまざまな事を教えてくれて、畑をきれいにしてくれたので
この虫を忘れないで感謝を表すために、自分の名刺と出荷用のダンボールに
ハマキ虫のイラストをプリントしてるんですって!


それがこれです!!

hamakimusi

20年以上も苦労させられた憎いはずのハマキ虫を、自分の作物のイメージイラストに?
しかもこんなにかわいいなんて!
私、このハマキ虫のイラスト見た時、田園都市線の中でなぜだか涙が止まらなくなりました。
そうか、この自然界に害虫も悪玉菌も本当はないんだな。
すべて理由があってそこにいるんだ。それをただ悪とみなして農薬や薬で排除しようとするから、土も人も不健康になっていくんだな、、、


さぁ、私達も心と体の畑のバランスを良くして、花も実もある人生を!!



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Last updated  2007年04月28日 12時14分34秒
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