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カテゴリ:安全できれいになる化粧品
みなさん、こんにちは。
秋がとても短く、なんだか急に朝晩寒めになってきましたね。 最近夏と冬しかない気がして、日本の四季が大丈夫かなと思う時があります。 さて、今日は久々にコスメのことを書こうかな。 5月に出したオーガニックファンデーションですが、新色をずっと開発してて、いろいろな肌色の女性に試してもらい、やっと色が決まり、来週デビュー予定。 ベリーライトオークルは、ライトオークルより明るい色がほしいという方がいらっしゃるので、色白さん用の色。 あと、ふんわり上気した肌を自然に演出できるのが、ピンクベージュは2色です。 ピンク系はナチュラル派からは通常は敬遠されるようですが、ノンシリコーンのナチュラルファンデの場合、しらじらしい感じにならず、意外にもくすみ感を消し去ってくれる色なんです。 ふんわり自然に、チークなしでもふっくら桃肌~♪ と言っても、今チークの開発もいよいよ佳境に入っているんですが。 亜鉛もチタンもコチニールも使わず、オーガニックフルーツの色素を使って発色もいい! こちらは来年の春に出すことが決まりました。 シミの80%は頬骨の上に出来ると言われているくらい、頬部分は紫外線の影響を受けやすい場所。 だからこそ、紫外線で活性酸素を発生するような素材はなしでいきたいです。 メイク物は、成分が安心なだけでなく、使ってきれいになれないと意味がないので、本当に大変なんですが、だからこそやりがいがあります! 奇跡のピンクのグロスも、いよいよ処方が完成間近なんです。 来年はメイク物を、いろいろ出しますよ~♪ この夏の九州の旅で出会った、すごいオイルや湧水が美しい阿蘇のハーブ園のハーブで作ったハーバルバスも、限定数ですが、いよいよ来週デビューが決まりました。 オイルのパッケージは、これです。 ジャジャーン♪ この女の子は、実は椿姫。 そう、オイルの正体は桜島の野生の在来種の椿オイルなのです。 でも、ただの椿オイルではありません。 通常の椿油は、高温で蒸してから搾るという工程で搾油されます。 蒸すと生産量は上がりますが、熱が加わることで酵素も壊れますし、リン脂質など失われる微量成分もあります。 ところがこの椿油は、椿の種をまったくの非加熱で搾ったコールドプレス製法の一番搾り。 1つの実から、加熱製法の3分の1の量しか搾ることが出来ない贅沢な搾油法です。 そのため色もほぼ透明で、特有の気になる香りもなく、浸透の良いサラサラした使用感。 保湿力も、加熱製造の椿オイルに比べて倍以上高くなりました。 ↑もう1つ作ったのは、入浴用ハーブ。 ↑旅の途中で出会った、この阿蘇の美しい山の湧水で、無農薬無肥料で育つ、ドクダミやレモングラスなどの清浄なハーブ達を使って、体を温めてお肌ツルツルになるバスハーブを作りたいという思いが発端でした。 香りをどうするか?という段階になり、通常のハーバルバスのようにただ精油を配合するというのではなく、ここの農園が得意とする植物を蒸留して、更にそれを蒸留して、蒸留水の概念を超えた、とても濃い植物エキスを、ハーブに漬け込むという方法を取ってもらうことになりました。 ↑そのエキスに使うのは、八代市で無肥料無農薬で育てられている青みかんがいいだろうということになりました。 福岡さんというおばあちゃんが、昔から一人でやっていて、裏にある山も全部みかん畑で、何もしないのに豊作です。 ↑この青みかんを水蒸気で蒸留して、更に蒸留します。 このエキスは、精油を超えた、すごい良い香りです。 これを、スライスして干した青ミカンやその他のハーブと塩に浸して漬け込んで、乾かすとハーバルバスの完成。 本当にすごくうっとりする香りなので、衣類の引き出しなんかにも、袋を入れちゃっています。 青みかんには「ヘスペリジン」というポリフェノールが多いんですが、これは血流をすごく良くしてくれます。 近畿大学の久保道徳教授の研究では、ヘスペリジンがかゆみの原因物質であるヒスタミンを強力に抑制することも分かっていますし、へスペリジンには美白作用があることも分かってきていますので、今後も注目の成分です。 こういう豊かなハーブ園を見ていると、私もまた、自社農園で原料を育てたいなーという思いが、ふつふつと湧いてきます。 化粧品のハーブを育てる畑に関しては、震災前は千葉、厚木と2か所でやってきました。 しかし現在は、関東では安心した気持ちで、原料の畑をやることは、しばらくは無理だと思います。 そこで、思いきって福岡県の浮羽で、化粧品原料用のハーブ畑を始めることにしました。 もちろん、九州なので私はしょっちゅう行くことは出来ませんが、ちょうど私の魂の友である農的ギタリストの石田大介くんが九州にいるので、普段の管理と栽培は彼にやってもらうことにして、いよいよこの秋スタートしました! ↑ローマンカモミールです。 かわいいでしょ? その他ローズマリー、セージなどなど。 来年の春に花を咲かせたら、エキスを作ることが出来ます。 もちろん、無農薬で無肥料。種からオーガニック。 その他、小麦や野菜などいろいろなものを、この浮羽で作りたいと思っています。 いつか在来種、無農薬無肥料の理想的な野菜の八百屋をやりたいなっていう夢があって。 その夢にむかって、小さな1歩を踏み出しました。 お米も来年、作っちゃいますよ! 九州はタニシくんがいるから、草取りが楽だし♪ ああ、早く田植えがしたい。気が早いか(笑) 豊作だったら、表参道の店にコスメと共に並ぶかもしれません。 お楽しみに♪ さて、九州のハーブ畑にもまずはローマンカモミール!というくらい、私のコスメには、ローマンカモミールのエキスや精油が入っていることが多いのですが、その理由をちょっと書いておこうと思います。 カモミールは近くに生えている植物を元気にする働きがあることから、「植物のお医者さん」とも呼ばれているくらい、頼もしい植物。 その上カモミールは肌に対しても万能で、にきびや日焼けなどのトラブル時や、乾燥やかゆみなどにも嬉しい味方です。 カモミールの精油に含まれているα-ビサボロールという成分は、抗炎症、抗アレルギー作用を持っていますし、なによりもリラックスできる良い香りです。 口の中や胃の粘膜にも優しく働きかけるし、不眠などにも良いとされています。 その上、近年カモミールに含まれている「カマメロサイド」という物質に、 「抗糖化」の作用が高いことまで判明!! 糖化とはタンパク質や脂肪が糖と結びついて焦げたようになる現象を言います。 糖化で精製される「AGEs」という代謝されにくい物質が多量に出来ると、糖尿病、白内障、骨粗しょう症、アルツハイマー、肌に起きるとシミやシワ、たるみを引き起こすことが分かっていて、老化の重大原因としてアンチエイジング医学でも話題になっている現象です。 最近の研究で、カモミールに含まれる「カマメロサイド」という成分に、「AGEs」の生成を阻害する働きがあることが分かり、この成分はジャーマンカモミールよりローマンカモミールに多く含まれています。 「カマメロサイド」には細胞や組織傷害の原因となる「NF-kB」の阻害作用があることも分かってきていますので、とにかく頼もしいのです。 コスメだけでなく、炭水化物を食べ過ぎたてしまった後には、ローマンカモミールティーを飲むのもおススメ♪ もう1つ、私のコスメに欠かせないハーブはローズマリー。 世界最古の香水、若返りの水と呼ばれる「ハンガリアンウォーター」の主成分がローズマリーであることは、アンチエイジングおたくの中では有名な話ですよね。 ローズマリーの嬉しい2大成分はウルソール酸とロズマリン酸です。 ロスマリン酸は肌を引き締め清浄にし、ウルソール酸は抗炎症作用、血行促進作用、抗酸化作用があり、シワにも有効と言われています。 でもローズマリーの中で、一番今注目されているのが、 白い花を咲かせる「ローズマリーホワイト」です。 今回、ハーブ畑で育てているのは、なんとこのローズマリーホワイトなのです! ローズマリーホワイトは、メラニンを作り出す鍵と言われるMITFの作用を弱める働きがあります。 それはローズマリーホワイトの主成分「カルノジン酸」のおかげ! カルノジン酸は、メラニンの産生を減らすだけじゃなく、高い抗酸化力によって紫外線の害から細胞を守るという働きもあるそうです。 栽培が難しいらしいので、ちゃんと育ってくれるといいんだけど。 がんばれ、ホワイト! さて、コスメのほうはこの11月で4周年なのですが、このブログも、この11月でなんと7周年なんですよね。 毎年この時期になると、読んで下さっている皆様への感謝の気持ちを込めて記念プレゼントを開催しているのですが、今年もやっぱり、やらせて頂こうと思います。 プレゼント品は、今回話題にあがった椿オイルやハーバルスパなどもまじえながら、私がアンチエイジングのために重要と思うおススメ品をチョイスしてみようと思います! そして、それらすべてに、私の最新刊の「細胞から健康になる魔法」を1冊、サインさせて頂いて、つけてお送りします。 抽選になりますが、良かったらぜひご応募下さい! (たくさんのご応募ありがとうございました!!) いつのまにやら7周年。いつのまにやら44歳。 これからもナチュラルアンチエイジング道を楽しく頑張っていきます!! ↓1クリック応援して下さると嬉しいです! ブログ村人気ランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2012年11月01日 02時18分42秒
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