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カテゴリ:食べるアンチエイジング
みなさん、こんにちは。
今発売中の雑誌「GINZA」で酵素と水素の特集をやるということで、取材を受けました。 最終どうなったかは詳しく知らないんですが、かなり広範囲に回答させて頂きましたので、記事に反映されていると思います。 よかったら読んでみて下さいね。 しかし「GINZA」のようなファッション誌でこんな特集が組まれる日が来るとは! 本当に世の中変わりましたね。編集の方もしみじみされていました。 私が「酵素」を意識する生活を送るようになったのは、今からちょうど8年前です、2006年の4月から。 このブログを始めたのが2005年の11月だから、ブログ始めて半年くらいの時です。 そこから夫にも話して実践しはじめてから、すぐに二人とも酵素のすごさを強烈に実感して確信になり、持続し続けて気が付けば8年も経過していました。 きっかけは、カイロプラクターとして恵比寿アンチエイジングクリニック(現在は閉院)に週一で施術を担当することになり、そこで栄養士の伊達裕美先生と共に勤務し、同じカルテを共有して患者さんの施術にあたる中で、カルテにある先生の指導に「朝にフルーツを」というのがとても多いことが気になり始めて。 何でなんだろうとクリニックにある先生の本を読んでみると「生の果物や野菜には酵素が含まれている」の文字が。 先生のその本には、そこまで酵素のことが詳しく書かれているわけじゃなかったんですが、なぜだかその一行に、雷に打たれたような衝撃を受けたことを覚えています(笑) そこから酵素についていろいろ本をあさりはじめて。 ハウエル博士や、ナチュラルハイジーン、鶴見先生の本に出会うのに、そんなに時間はかかりませんでした。 そして1か月もたたないくらいに鶴見先生のクリニックに押しかけて、そこから弟子入りしまして。 伊達先生の紹介でその後通信教育も受けたりして、自分でも驚くくらいはまって行ったんですよね。 もちろん、その時はもう相当アンチエイジングの鬼だったわけで、ある程度の方法論が自分の中にあったのですが、酵素に出会って補完されたと言うか、合点がいったと言いますか、本当によかったなと思います。 酵素より数年前に、Drペリコーンの影響で糖化についてはすでに意識していて、抗糖化を心がける毎日でした。 その他抗酸化物質を摂ることや、そもそも活性酸素を出来る限り発生させない生活を送りたいと思っていました。 酵素は、糖化にも抗酸化にも関連するので、酵素を意識し出してから、抗糖化も抗酸化もすべて繋がって三つ巴で実践できるので、非常に楽にもなりました。 私は流行りの健康法にはあまり興味がありません。 そう言うと「えーーー!」って思われるかもしれませんが。 酵素は確かに、ローフードとしてNYで流行した食事法かもしれませんが、私は実践し始めてしばらくは、そのことをあまり知りませんでした。 私の琴線にふれたのは、以下のような事実です。 ●野生動物はそもそも加熱調理をしないので、酵素が含まれたものしか食べていないということと、彼らには現代人のような生活習慣病が存在しないこと。 ●生の食べ物を食べている野生のネズミに比べ、熱で加工されたエサを食べている実験室のネズミは、膵臓の重さが3倍も重いこと。 これは酵素のないエサを食べているせいで、膵臓がフル稼働して消化酵素を分泌しているからだと言われています。 また、1920年にフランスで行われた実験。900匹の猫をAとB2つに分け、エサを変えて10年間観察し以下のような結果になったそうです。 A 非加熱の生牛肉と生牛乳 B 加熱した牛肉と低温殺菌した牛乳 Aは何世代にもわたり元気で健康 Bは心臓病、腎臓病、甲状腺の病気、歯槽膿漏など人間と同じ病気が出て、二代目は死産や持病を持つ猫が生まれるようになり、三代目のメスに不妊症が出現したそうです。 もう1つは、ロシアのアブハズ、エクアドルのヴィルカバンバ、パキスタンのフンザという、健康長寿の100歳以上のスーパーアンチエイジジング老人が多い3つの地域の食生活に共通するのが・・・・ その季節の旬の多くの新鮮な生野菜と少しの加熱野菜を食べ、豆やナッツを食べ肉は少なめで、精製していない穀物を食べ、白砂糖を摂らず発酵食品を食べるという食生活であることです。 どんな流行りの健康法より、どんなスーパーモデルの健康法より、こうした歴史ある長寿地域の食習慣や、野生動物の姿などが参考になります。 生のものを食べているからって、冷え性だと言う野生動物も、体が冷えると言う3地域のスーパー長寿者もいないようです。 もう1つ決定的だったのは、やっぱり鶴見隆史先生ですね。 もうかなり長く、酵素を摂りいれた食事指導で難病の患者さんを診てこられて、私も数年親しくさせて頂いている中で、多くの「元患者さん」たちにお会いしました。 あまり詳しくは書けませんが、現代の西洋医学では見放されたような状況の方が完治されていることや、快方に向かわれていることに、かなりの衝撃を受けました。 一番身近なところでは、うちの夫ですね。酵素生活8年。 30すぎて、体重がかなり増えてきていたのが、最初の3か月で自然に5kgくらい落ち、結局トータルで8kgくらいは落ちたと思います。 便秘気味だったのに、すっかり解消。 冷え性で冬には手がしもやけになっていたのに、まったくならなくなりました。 35の時より44歳の今の方が顔やお腹まわりがかなりすっきりし、体調も絶好調になりました。 夫の場合は、酵素生活にプラスして、白砂糖系のものを完全にやめたことも大きいと思います。 私は酵素生活を意識する前から、生野菜は大好きで食べていましたが、意識するようなってからは量がかなり増えたと思います。 さて、最近酵素のことをあんまり書いていないので、あらためてちょっとこれまで書いてないことも含めて書いてみたいと思います。 酵素ってどんな姿をしてるんでしょう? 実は、こんなんです。 これはたんぱく質分解酵素のトリプシンの構造。 1つ1つ違うので同じじゃないですが、こんなような形をしてるのが酵素です。 結構衝撃的でしょ? 構造としてはミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたもので、中心になるミネラルの種類や、タンパク質の巻き付き方によって、様々な種類があります。 今発見されている酵素は約3000種くらいです。 よく混同しやすいんですが、酵母は生き物ですが、酵素は生き物ではありません。 ただ、酵母はたくさんの酵素を作り出すことが出来ます。 酵素ってどのくらいの大きさかご存知ですか? なんと5~20ナノメートルです。ファンデーションや日焼け止めに使用されるナノ粒子と同じくらいの大きさですね。 酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉を動かしたりと、一切の生命活動に関与しています。 もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。 酵素は生命活動の主役であり源です。 消化、吸収、循環などの新陳代謝や、細胞修復、毒素排泄、活性酸素を無害化するなどの自然治癒力にも大きな働きをしています。 酵素はたんぱく質とミネラルを材料に人間の体内でも作られています。 酵素は、体内のあらゆる生命活動を仲介する「触媒」で、だいたい20歳から25歳くらいの間に、酵素を生産する能力は衰え始め、40歳で急激に衰えて、70歳では細々とした生産量になっているといわれています。 アメリカの研究で若者の唾液中の酵素と69歳以上の老人の唾液中の酵素は30倍も活性が弱かったという結果が出来てます。 150年分くらいの酵素は作られるそうですが、若いうちから酵素を無駄使いすると、どんどん減ってしまうという説もあります。 食べ過ぎ、加熱食過多、胃腸に負担のかかる食事(肉料理・揚げ物)、白砂糖摂取、添加物摂取、夜更かし、喫煙、過剰な飲酒、睡眠不足、ストレス、食べてすぐ寝る、朝食で過食すること(朝は酵素がまだ不活発)などが酵素を無駄使いする生活習慣です。 酵素は体内のどこで作られているのでしょうか? 実は体の中の100兆の細胞の中で、それぞれ作られています。 細胞の中の核にあるDNAがどの酵素を作るかと言う青写真を作り、遺伝子が酵素を作ります。 消化酵素も胃や、すい臓や腸の細胞内で「前駆物質」のような不活性の形で作られ、必要に応じて活性化します。 さて、酵素は主にいつ作られているでしょうか? なんと睡眠中です。睡眠がしっかりとれないと、酵素も十分作られません。ガビーン!\(~o~)/ 酵素には鍵と鍵穴のように特定の形をした穴があり、すべて形が違いこの穴にちょうどはまる物質としか仕事をしません。 そして酵素は仕事を繰り返しているうちに、この穴が潰れてきて仕事が出来なくなり、役割を終えた酵素は代謝されて、あるものは排泄され、あるものは分解されてアミノ酸になって、また体内で利用されます。 酵素の耐久性は短いもので数時間、長くても数十日だそうです。 酵素は体内で作られる以外に、新鮮な生の食べ物にも含まれています。 生野菜、果物、生魚など。また味噌、納豆、糠漬などの発酵食品にも、微生物の働きにより酵素が豊富に含まれています。 酵素は加熱で変性して働かなくなり、48度で2時間で死活、50度では20分、53度では2分で死活します。 そのため加熱したとしても48度以下の短時間の加熱が望ましいです。 加熱調理するとほとんどこれを超えてしまいますが、ローフード(生食)や発酵食品だと酵素を外から摂りこめます。 発酵とは食品に含まれる糖質、たんぱく質などが乳酸菌や酵母菌、麹菌などの微生物が作り出す酵素によって分解されて変化することです。 発酵することで食品のうま味も増しますし、微生物が新しい栄養成分を作り出し、酵素も爆発的に増えています。 動物も植物もみな体内で酵素を作っていますが、普通は自分に必要な酵素しか作りません。 ところが麹菌や酵母菌などの微生物は、自分が必要とする何百倍もの酵素を作ってくれるすごい存在です! 例えば麹菌はでんぷんを分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼ、タンニンを分解するタンナーゼ、繊維を分解するセルラーゼまで作っちゃいます! だから生味噌ディップで野菜を食べるのがが好きなんですよねー!!! 朝にフルーツ、食事の最初にたっぷりの生野菜、そして発酵食品を取り入れて・・ 手軽な酵素生活、ぜひ続けてみて下さい!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年04月21日 17時48分09秒
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