瑠璃ほぎ日記～遊び&波乗りせむとや生まれけむ～

　　　　　　　　

　最近ふっと、言いようのない幸福感に満たされている自分を感じる瞬間があります。


　別に特別なことがあった訳ではありません。


　おかげさまで元気で、日常生活のドタバタも相変わらず、早朝目覚めて受験生の息子を起こすことから始まって、夜中にバタンと酔い加減で幸せに眠る・・・その時のシーツのサラサラした感覚や、夜風の涼しさの心地よさが妙にしみます・・・ああ幸せだな


　家族の中でも、ちょっとしたトラブルやら行き違いから来る喜怒哀楽は相変わらず。でも何だか、流し方が以前よりもスムーズになっているようで楽です。リビングの居心地が少しよくなりました


　世界は経済に揺れ、日本は食品の偽装に揺れ、今までの気象は大変化を起こし、多発する地震やゲリラ豪雨に今回の台風、この世の終焉のような気配が立ち上がってきていて、富士山の噴火に伴う、この世から霊界、そして神々の世界までが大きく変動するような状況と聞きます。


　本当のことはわかりませんが、そうあっても不思議じゃないと感じます。神々の世界にも変革はあり、人との関わりも大きく変わってくるでしょう。人が神と呼んでいた世界も多重構造。人が変われば神も変わります。


　で、それはそれとして。その中に生きる目の前の生活こそ大事（おおごと）。直結しているものであればこそ、今ここで豊かな世界を想像する。今、自分に何が出来るか・・・と思えば、ここで幸せであること。今、幸せを十分感じて生きることだろうと思います。


　朝、雲間からちらりと顔をのぞかせたお日様に感謝。今は雨が落ちてきています。
　夕べいきなり壊れた炊飯器で出来てしまったごはんを家族で不味い不味いと食べ、台風の情報を聞きながら週末の予定の心配をし、生ゴミを出しながら、大地の宅配の注文準備をする。仕事のこと、息子の将来のこと、その他もろもろ・・・
　長期短期に気にかけることは山ほどあり、それに今この瞬間集まって来る宇宙空間の情報から、近所のざわめきに至るすべてのものに、自分の感情や感覚を加味し、それらを自分という器に入れて、今味わうスープをこさえる。


　そんなスープをゆっくり味わえるような、そんな日常。

　
　ありがたいことです

　　　　　　　　　　　　　　　


　幼い頃から「世界に危機が訪れた時に、使命をもってあらわれる戦士」の物語や漫画が大好きでした。そして、平凡な市井の人が目覚めて立ち上がる・・・それは自分だ～と夢想して喜んでいました
　特に、ムー大陸の物語は繰り返し繰り返し愛読していたのでした。


　人ってこういう遺伝子、元々あるのかもしれません。繰り返し語られる神話や伝説の中にもそんなモチーフがたくさんあります。
　古事記の『天の岩戸』に始まり、漫画『二十世紀少年』もそのひとつです。（その世界の危機を招くのが本人という、もう一歩つっこんだ物語ですが）


　今、そんな自分が好んでいた物語を、再度、読み直してみようと思います。


　アマテラス様が岩戸にこもった時に、他の神々が多くの智恵をもちより、その結集として、再度岩戸が開かれました。


　それはまるで呼吸のようです。入って出る。寄せては返す波のごとく。緊張と弛緩。


　自分のしごとが何か。この幸せな気分の中でみつめてみようと思います


　台風の影響の中におられる方々の無事をお祈り申し上げます。


　（台風のおかげでいつも美しい宮古の海を大きくトップに載せました）