テーマ:今日の出来事(289029)
カテゴリ:何とも言えないけど仕事に関係すること
調停人養成講座第4回として、法科大学院教授から講義を受けました。 この講義、事例に対して調停人としてどのように考えるか? ということを話し合うという参加型の講義で、 眠くなるひまがありませんでした。 話し合った事例の一つは例えばこんなものです。 離婚に伴う財産分与の調停で、 別席調停(当事者が同席する形態もあります)を実施したところ、 夫が、実は不倫相手がいて、 隠し財産であるマンションに住んでいるという事情を漏らしたが、 この事実は別席の場だから話したのであって、 妻には言わないでおいてくれと言われた。 調停人としてはどう対応すべきか? 中立であることと公正であることは必ずしも両立しないこと。 ある情報(こういう法律があるなど)を提示することと 公正であることが両立しないことがあることなど、 なかなか難しい問題が沢山あるのだな~ということがよく分かりました。 そのジレンマの間で調停人として、 どのように当事者の主体性を尊重し対話を促進し、 問題の解決に結び付けていくのか? それは調停人の性格や技術などによっても違うものでしょうから、 「こうすればいい!」という方法論はまだ確立していないとのことです。 これからの制度なので、魅力と不安が入り混じっています。 年明けには対話法などの練習があり、 法律では割り切れない領域に入っていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 8, 2010 03:29:57 PM
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