テーマ:今日の出来事(288523)
カテゴリ:一般民事事件
民事裁判研修の最終日として、
「不動産登記手続請求訴訟の攻撃防御の構造」 「動産引渡請求訴訟の攻撃防御の構造」 について、東京地方裁判所の裁判官から講義を受けました。 登記の仕事は、非常に形式が厳格なのですが、 形式が厳格なので、その形式に当てはめることに必死になってしまい、 いつのまにやらその裏側にある実体的な考え方を忘れてしまいがちです。 例えば、不動産の売買のお話し頂いた時にはこんな感じななります。 形式的な発想からお客さんにお話しすると・・・ 「契約書、権利証、印鑑証明、住民票を揃えてくださいね。 印鑑証明証は発行後3ヶ月以内のものが必要になります。 委任状の印鑑は鮮明に押してくださいね。」 実体的な発想からお客さんにお話しすると・・・ 「あなたの持っているどちらの不動産を、 いつ、いくらで、どなたにお売りになるのですか?」 仕事が忙しくなってくると、 ついつい実体的な思考を忘れてしまいがちなのですが、 (お客さんが聞きたいことも、何が必要で、 いくらかかるのかということに集中しがちです。) 改めて、登記の意味などを考えさせてもらいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 13, 2017 06:15:43 PM
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