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再出発日記

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2008年08月09日
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カテゴリ:洋画(08)
ヒース・レジャーはどんな役者だったのだろうか。あまり彼の出演した映画は観ていないが、最初に登場したのは、「パトリオット」だった。独立戦争の勇士で愛国者メル・ギブソン の息子で、父のようになろうとして、早々に死んでしまう。次に登場したのは「ロック・ユー!」中世の騎士だがイギリスロックに後押しされて、男になっていく。そして出世作「ブローク・バック・マウンテン」アメリカの田舎の同性愛者を繊細に演じた。つまり彼は線の細い役をずっと演じてきた。

監督・原案・脚本: クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル/マイケル・ケイン/ヒース・レジャー/マギー・ギレンホール/ゲイリー・オールドマン/モーガン・フリーマン/エリック・ロバーツ/アーロン・エッカート
ヒース・レジャー.jpg
そういう彼が、すべてを絶望した末に、同じくアウトローなのにいい子ぶった正義感を振りかざして一人自警団をやっているバットマンを観たときに、(精神)が切れてジョーカーになったのたろう。顔を塗りたくり、口が避ける化粧をして、父親が自分の口を切ったのだとか、自分で自分を切ったのだとか、嘘の物語を作っては、「理由のない悪意」を振りまいていく。人を殺すことに何の躊躇も無く、自分が死ぬことにも躊躇が無い。だから自ら危険の中に入る。自分の運さえも愉しんでいる。史上まれに見る行動的な悪役である。

「おまえが生きている限り俺は死なない」

おまえは光で、俺は影だからだ。とジョーカーは言いたいのだろう。しかし、「ダークナイト」(闇の騎士)と言う称号はジョーカーには与えられない。しかし、これも苦渋の選択。決してハッピィエンドではない。

前作も良かったけれども、今回はまるでジョーカーの長セリフが
現代アメリカを皮肉る「詩」のように聞こえてくる。

息もつかせぬアクション、圧倒的な音響、芸達者ばかりを集めた布陣、
ダークヒーローものの傑作である。





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最終更新日  2008年08月09日 23時39分33秒
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