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カテゴリ:邦画(08)
原作を読んでしまったならば、やっぱりそれがどのように映画になっているのか、気になるのが人情というもので、監督も不器用な男女の交流を描いた「ヴァイブレータ」の廣木隆一だし、少しだけ期待して観にいきました。
監督 : 廣木隆一 原作 : 重松清 出演 : 石橋杏奈 、 北浦愛 、 吉高由里子 、 福士誠治 、 森田直幸 原作の幾つかのエピソードを削りながら、うまいこと脚本を作っているとは思う。引きのショットを多用して甲府の町で一生懸命生きている少年少女たちを一生懸命撮ろうとしているように思える。けれども不器用な人間を演じるのは、よっぽどの才能か、よっぽどの演技力が必要で、それをあの少年少女たちに要求するのは無理だったようだ。唯一存在感を自然と見せたのは、「誰も知らない」から大きく成長した少女になった北浦愛のみ。 もこもこ雲の絵はイメージ通りだったし、成長した恵美を詳しく描いているのは嬉しかったし、最後はやはり泣いてしまったけれども、ひとつひとつのエピソードにはのめりこめなかった。 この調子だと「その日のまえに」の映画化も、大林監督だけど、心配です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月26日 22時58分06秒
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