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テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:洋画(12~)
2月に観た映画第二弾。
「KCIA 南山の部長たち」 韓国の現代史に詳しくないとわからない部分があり、それを無視すると、革命家気取り同士の部下が上司の思い上がりに幻滅したところから来る「単なるテロリズム」だった。イ・ビョンホンは、真面目な能吏を丁寧に演じ、静かに耐えて怒る演技を上手く演ったと思う。 最後まで、影のKCIAの正体は分からなかった。映像的には、隠し金庫を盗んだ奴なのだろうが、彼が表舞台に出たのかどうかはちょっとわからない。 1961年の革命は、基本的には軍部の反クーデター的な性格であり、その歴史が1979年の後、最悪な形で繰り返す。2年後、全斗煥は光州に迷いもなく、空挺部隊を送った。暴力による政権転覆では、決して政権は続かない。という見事な手本が韓国にあったということだ。市民の支持と市民の思いが叶って、政権を作らない限り、その国は続かない。1987年は、韓国の勝利だった。 見どころ 1979年10月26日に韓国で起きた朴正煕大統領暗殺を基にした金忠植の「実録KCIA-「南山と呼ばれた男たち」」を原作にしたサスペンス。韓国中央情報部の部長が、崇拝していたはずの大統領を暗殺する過程を描く。監督は『麻薬王』などのウ・ミンホ。『それだけが、僕の世界』などのイ・ビョンホン、『目撃者』などのイ・ソンミンのほか、クァク・ドウォン、イ・ヒジュンらが出演する。 あらすじ 1979年10月26日、韓国。大統領直属の諜報(ちょうほう)機関である中央情報部(KCIA)の部長を務めるキム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が、敬服していたはずの大統領(イ・ソンミン)を射殺する。事件の40日前、アメリカに亡命したKCIAの元部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)が下院議会聴聞会で韓国大統領の横暴を告発していた。キムは、かつての友人でもあるヨンガクに大統領の命で接触し、事態収拾を図るが、その再会が彼の人生を大きく狂わせていく 2021年1月28日 岡山メルパ ★★★★ 「100日間のシンプルライフ」 「シンプルライフ」と言いながら、お話はかなり「コンプリケイト」である。まるで消費生活批判がメインのお話のように見せて、途中かなり脱線するし、2人の掛け合いは気持ちが「友情」の「嫉妬」の間で行ったり来たりする。 ドイツ作品として、アメリカの大富豪に対する隠しきれない嫉妬と批判が見え隠れする。 ツッコミどころ満載だが、ゆるそう、けれども傑作ではない。元になったフィンランドのドキュメンタリーを観たい。 見どころ 全ての所持品を倉庫に預け、一日一つだけ必要なものを取り戻していく二人の男の勝負を描いたドラマ。持ち物全てを一度手放した若者の実験生活を追ったドキュメンタリー『365日のシンプルライフ』を翻案し、物や情報にあふれた現代における幸せの本質を問いかける。『お名前はアドルフ?』などの俳優フロリアン・ダーヴィト・フィッツが監督・脚本を務め、主人公も兼任。彼の対戦相手である幼なじみを『レッド・バロン』などのマティアス・シュヴァイクホファーが演じる。 あらすじ ビジネスパートナーでもある幼なじみのパウル(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)とトニー(マティアス・シュヴァイクホファー)は事業も順調で、多くの物に囲まれ充実した生活を送っていた。ある日大げんかした二人は大金を賭け、ある勝負をすることになる。それは衣服も含めた身の回りの所有物全てを倉庫に預け、裸一貫の状態から一日一つずつ必要な物を取り戻す生活を、100日間続けるというものだった。 キャスト フロリアン・ダーヴィト・フィッツ(パウル・コナスキー) マティアス・シュヴァイクホファー(トニー・カッツ) ミリアム・シュタイン(ルーシー) ハンネローレ・エルスナー(レナーテ・コナスキー) ヴォルフガング・シュトゥンフ(ヴォルフガング・コナスキー) カタリナ・タルバッハ(オマ・コナスキー) スタッフ 監督・脚本 フロリアン・ダーヴィト・フィッツ 2021年2月8日 シネマ・クレール ★★★ 「花束みたいな恋をした」 あんなに趣味が合う男女なんていない! そこで先ず映画的な仕掛けがある。 幾つかの、偶然というドラマチックな場面を作る。 でも、と恋人たちは思うのだろう。 多かれ少なかれ、これは私たちの物語だ。 21歳から26歳にかけての、 男女の学生生活から社会人になるまでの まるで、通過儀礼のような民俗学的実験のような作品。 私は今村夏子は嫌いだし、 その他の作家は大抵知らなかったが、 フィンランド映画「希望のかなた」は出た途端に分かったし、 「ゴールデンカムイ」が12巻ぐらいから面白くなる、って言う彼女の意見には賛成だ。ていうか、これってメジャーだろ? 濡れ場があると言う噂だったけど無かった。 別に無くても作品は成立していたけど、 変な前情報出すよなよ、と思う。 有村架純はこれで主演女優賞にノミネートされると思うし、して欲しい。そして最優秀は逃す。そうやって成長していってほしい。 菅田将暉はこのまますくすく育ってほしい。よくやっていると思う。 (STORY) ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。 (キャスト) 菅田将暉、有村架純、清原果耶、細田佳央太、韓英恵、中崎敏、小久保寿人、瀧内公美、森優作、古川琴音、篠原悠伸、八木アリサ、押井守、佐藤寛太、岡部たかし、オダギリジョー、戸田恵子、岩松了、小林薫 (スタッフ) 脚本:坂元裕二 監督:土井裕泰 編集:穗垣順之助 音楽:大友良英 衣裳:立花文乃 ヘアメイク:豊川京子 スクリプター:加山くみ子 イラストレーション:朝野ペコ VFXプロデューサー:赤羽智史 助監督:石井純 製作担当:宮下直也 企画:孫家邦、菊地美世志、那須田淳 プロデューサー:有賀高俊、土井智生 2021年2月9日 MOVIX倉敷 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月08日 12時33分25秒
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