『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)
(LD・広汎性発達障害・ADHD編)』
の読書メモを書いている途中でしたが、
唐突ながら別の本の読書メモを差し挟みます。
すっごくいい本です。
喜多川泰さんの『手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』
(喜多川泰、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008、1500円)
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
何のために勉強するんだろう?何のために大学に行くんだろう?
進路に悩む女子高生、和花が「手紙屋」から学んだ、
勉強の本当の意味とその面白さ。
ベストセラー『君と会えたから...』『手紙屋』の著者が贈る渾身のメッセージ。
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受験生のヒロインと手紙屋のやりとりが物語の軸。
「何のために勉強をするのか」
といった人生の核になる疑問に真っ正面から答えてくれる本です。
教師としての目から見ても、大変意義深い本です。
ちなみに、11月28日のブログでは、この前作を紹介しています。
▼喜多川泰『手紙屋』~あなたが成功した後に出会う大応援団
セットで読むと、かなりいいです。
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『手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』読書メモ
(ネタバレになりますので、純粋に物語を楽しみたい方は
読まないで下さい!)
「勉強する」とはどういうことなのか、
作中では、「ピアノの練習」や「サッカーの練習」との比較がされるなど、
身近でわかりやすい例を引きながら、
様々な「勉強」の持っている側面が語られます。
その中の一つが、こちら↓
・『今までこの地球上に存在した人々が経験し、
発見しては次の世代へと伝えてきた すばらしい知識や知恵を、
今度は自分が受け継ぎ、自分のものにすること』
この主張が出てくるまでの過程が、すばらしいです。
こうやって、この部分だけ抜き出して書くと伝わらないのですが。(^^;)
・「将来の不安」が行動の原動力になるのは事実です。
しかしそういう人は、残念ながら幸せな人生を送ることなどできません。
追いつめられなければ動けない人は、
常に追いつめられた状態の人生に甘んじるしかないのです。
「追いつめられないと動かない」タイプなのですが、
これを読んで反省しました。
・「やるべきこと」というのは、
決して「やらなければいけないこと」ではありません。
それは、本当は
『将来の自分が、今の自分にやっておいてほしいこと』
なんです。
「やらなければならない」と思うと気が重いのですが、
そう思うと、心が軽くなります。
将来イメージ、将来から現在の自分を見るイメージができると
いいですね!
・有名な講師の授業を数多く受ければ、
勉強ができるようになると勘違いしている人がいます。
でも、本当にできるようになるのは、
あくまでも「自分で練習をくり返したとき」
だけなのです。
ピアノのレッスンと同じです。
これまた反省。
けっこう「有名な人」のおっかけみたいなところがあるので。(^^;)
著名人ですごい方はたくさんおられますし、
著作やDVD、音声などでその方の考えに直に触れることもできます。
直接足を運んでセミナーなどに参加すると、確かに学びは大きいです。
でも、「自分の普段のおこない」がないところで、
結局は他人頼みみたいないい加減な学び方なら、
本当に成長するまではいかないでしょう。
やりたいことがあるなら、
「自分はそのために、毎日何をくり返しているかな」
と自問自答しなければなりませんね。
(p195まで)
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まだ本の途中までですが、いったん置きます。
後編は明日に続く!
(^0^)いつも読んでくださって、感謝します!
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