『素うどん』という言葉は、そば屋のお品書きではあまり見かけないにしても、東京人でもそれなりに馴染みがあるだろうけど、『素そば』、『素ラーメン』は新鮮な響き。
『素うどん』、『素そば』、『素ラーメン』の3つ扱っている店があるとは
鳥取出張が決まってから、いろいろと情報収集し始めたのだが、ちょうどタイミングよくやっていたのが、日経の「列島あちこち食べるぞ!B級グルメ(食べB)」の企画。
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これらを読んで感じるのは、鳥取県がホント、B級グルメや食材が豊かなこと。
秋田を訪れた時も感じたのだが、その土地の人にとってはごく普通の食べ物でも、よその土地の人にとってはびっくりしちゃうものが多いよね。
いろいろ試してみたいものがあるが、このブログのテーマの”そば”に関するものを食べてみることにした。
『素ラーメン』が人気の店で、併せて『素そば』も食べてみることにした。
【武蔵屋食堂】 鳥取県鳥取市職人町15
紹介ページ、
紹介ブログ
創業60数年、うどんだしを使ったスープが特徴の『素ラーメン』が人気の店。
豊富な種類の丼物も人気のようで『半素ラーメン』もあるので、丼と合わせて注文するのもいい。
お店の人に願って壁のお品書きの写真を撮らせてもらったが、肝心の『素ラーメン』の部分がフラッシュで光っちゃったね。
『素ラーメン』\460、『半素ラーメン』\250、『素ラーメン(大)』\600。
『トンカツ丼』と『カツ丼(牛肉)』と2種のカツ丼があるのもおもしろいし、『木の葉丼』も興味深い。
まず先に、『素そば』\410が運ばれてきた。
『素ラーメン』に比べて全く話題にならない『素そば』。ようするに『かけそば』ね。
ほとんど期待してなかったんだけど、いやいや、とんでもない。いけるよ、これ!
黒っぽいそばは見た目ほどインパクトはないが、つゆが秀逸。
関東風の黒っぽいつゆとは段違いの透き通ったつゆ。すまし汁のような味わいでおいしい。
食べてる途中で『素ラーメン』が運ばれてきた。
見た目は醤油色のあまり付いていない『塩ラーメン』風スープに、具はかまぼこ、もやしに天かす、薬味のねぎ。
魚系など『和』のダシがきいた優しい味のうどんつゆに中華そばが入っていて、何とも素朴な味わい。
『素そば』のつゆの味とも異なるが、これはこれでおいしい。
めん、具とのバランスもいい。
こりゃ、いいや♪
『素ラーメン』は鳥取市内のお店に普及しているわけではなく、この店と鳥取市役所の食堂くらい。
こちらのサイトによれば、【大ろや民芸喫茶食堂】でも食べられるようだ。
また、姫路駅の『駅そば』(
飲食記)や関西の『黄そば』(私は未食)も同じものになるのであろう。
なるほど。
おいしかったし、楽しかった♪ ごちそうさまでした~
※ 当ブログに登場した『和風中華』のまとめページは
こちら。