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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2011/06/13
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カテゴリ:講演会・セミナー


「自分の好きなことを仕事にしたい」とか
「自分の長所や特技を活かせる仕事をしたい」とか
誰でも一度は考えること。

先日、学生たちのセミナーに呼ばれ、
「好きなことを仕事にする方法」のようなことを話して欲しいと言われました。

(↓以下、概要です)
===

レジャーサービス研究所なーんて言うと
好きな事だらけの仕事をしていると思われるせいでしょうか。
何しろこの頃はそういう依頼が多いのは確かです。

では、私自身が好きで好きでたまらない仕事を職業にできたか?
…と言えば「NO」です。

小学生時代はのぞいて、
現実的に将来を考える10代の半ばから後半にかけて
憧れていたのは「バンド」や「ベーシスト」でした。

軽音楽同好会でバンドをやってたからです(笑)。

凄く練習したつもりになってくると、
段々と色気が出てきて色んな人たちとバンドを組んで
大小のコンテストなどに出たりもしました。

そんな時、あるコンテストの予選で一緒になったのが、
知る人ぞ知る「ザ・ストリート・スライダーズ」でした。

年代としては大して変わらないのに、
ルックスからテクニック、それにステージでのパフォーマンスまで、
どれをとってもあまりの次元の違いに度肝を抜かれたのを覚えています。

ビジネスライクなことはさておき、
「こういうやつらがプロになっていくんだな」
ということくらいはすぐにわかりました。

お金をもらって演奏するプロを目指すケタ違いの迫力に圧倒されました。

「あっ俺達とは違う人種だな」
「なんでこんなところ(コンテスト)に来てしまったんだろう?」
とかグズグズ考えて脱力感を覚えました。

ちょうどその頃、バイト先で知り合った
徳永英明さんとかparis matchの杉山洋介さんがいました。

彼らもデビューし、現在も自分の好きなジャンルの音楽活動をしています。
彼らはアマチュア時代から、人とコミュニケーションして、
何かを創り上げることに長けていました。

謙虚だけどユニークで人を惹きつけるし、やることはしっかりやる、、、。
いつも一緒にいて「これは俺には無理だな」と。

ちなみに、2人とも飲食業(カフェ)で一緒だったんですが、
(店は別々です)
接客サービスでも全くかないませんでした。
(これも大いに落ち込みました)

さらにそのカフェにはのちに声優で大成功した「富永みーな」さんも常連で、
皆で一緒に飲んでは「将来は、あーなりたい、こーなりたい」と話してました。

そんなことがあって、
20才くらいまでにキッチリと諦めることができました。

才能も努力も及ばないことがあるんだと
回りと付き合うことで自覚できたと言えます。

こう話すと挫折話に聞こえてしまうかもしれませんが、
何か「徹底的にやってもかなわない」とか
「負けた経験」は必要ですね。

するとキッチリと自覚して自分自身でキッパリ諦めることができます。
毎日8時間練習してもかなわないことはたくさんある、と。
誰も恨んでないし恨みようがありません。

その後、すぐにテーマパークの業界に進むことを決めました。

そういう意味では好きなことを仕事にしたとは言えないでしょうね。

ところが、その後運営コンサルタントになって
様々な施設の研修やこうしたセミナーの講師を
しなければならない状況になって来た時に、
学生時代に好きだったこと、得意だったことが大変役に立つようになりました。

具体的には、
研修の講師でデビューするには内容を覚えなければお話になりません。
たまにテキストを読みながらやる講師もいますが、
私の先生はそれを許してくれませんでした。

先生研修ではアシスタントとしてメモしてテープに録音します。
そして「その録音テープを何度も聞いて
まずは丸暗記しなさい」という指示が3年間くらい続きました。

セミナーなどの講演会はただ1~2時間、一方的に話すだけなので、
大した労力ではないのですが、
研修の場合6~8時間になります。

その量が圧倒的に多いのです。
そして、質疑応答も頻繁にあるので
それらに答えられるように様々なケーススタディを暗記しておく
必要がありました。

だから、自宅でも移動中の車の中でもいつでもテープを聞いているようになります。
ただ、私の場合、これ自体は苦にならなかったのです。

理由は「バンド」でした。
やったことのないベースという楽器を選んでしまってからは、
上手い先輩に教わろうと、バイトが終わると毎晩先輩の家に教わりに通いました。

最初の一週間くらい基礎を教わると、
「あとは、このアルバムを全部コピーして来い。期間は2週間」と
高中正義のアルバムを渡されました。

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2週間後に「できました」とか「ここがどうしてもわかりません」
と言いながらもまた通います。

すると「次は、このアルバムをコピーして来い。期間は2週間」
…これを一年間くらい繰り返してました。

10枚くらいコピーした後に理論的なことも教わりました。

当時は、何でもかんでも譜面が発売されている時代ではなかったので、
全て耳だけでコピーするしかありません。

結果ですが、コピーする耳が良くなりました。

だから、研修の内容をコピーしなさいと言われて、
音程や音質、微妙なタッチまでコピーするベースに比べれば
そんなに難しいことだとは思わなかったのです。

ところが「講師になりたい」という
同僚や後輩たちの中には、
これが辛くて挫折した人が何人もいます。
毎日、聞いて覚えることが苦痛な人もいるわけです。

つまり、好きな音楽をやる中で渋々やっていた、
「耳でコピーする」というスキルが身についていたのです。

そんなこんなで、耳で聞いてコピーすることが
今ではスッカリ「得意なこと」になっています。
(ベースはもう弾いてませんが…:笑)
(それと語学には活かせてないことが残念:汗)

毎日外出時には、必ずMP3を聞いてます。
誰かの講演会、自分自身の研修、打合せの録音、、、などです。
これは絶対に欠かしません。

結果として、今ではこの仕事が大好きです。
バンドでなくて良かった、と思います(笑)。

得意なことが武器になってやっていくうちに
仕事そのものが好きになってしまうのでしょう。
そう実感しています。

好きなこと、得意なことはこのように役に立つことが多いんだな
というのは私の回りを見ていてもわかります。

少なくとも「息長く活動する」には、必要なことでしょう。

…ということで、
私の場合は、仕事の中に得意なことを活かす方法を見つけたことで、
結果として仕事が好きになって、
「好きな仕事をしてます!」と話すことができるようになった、
ということですね(笑)。













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Last updated  2011/06/14 01:58:38 AM
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