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テーマ:まち楽ブログ(32230)
カテゴリ:タメになる関のおはなし
「雨男予報士」さんからのお便りです
東志摩地区付近の長良川堤防道路を歩いていたら、河川敷にちょっと気になる建物があったので近くでのぞいてみました。 堤防を降りて下から見るとこんな感じです。 さらに対岸から見るとこんな感じです。 ご覧の通り開閉式の門が3つありますね。河川用ゲートと呼ばれるもので主に長良川の様な大きな河川に合流する箇所に付いています。 このゲートは通常は門を開いていますが、長良川が異常増水してゲートの上流側へ逆流する恐れがある場合は、門を全て閉じて逆流を防ぎます。 こちらはゲートの上流側の状況ですが、普段はこの通り穏やかです。しかし、長良川増水により門を閉めた場合はこの上流側にも水が多くたまり、周辺に浸水の恐れがあります。さらにこのゲートのすぐ下流側の堤防が低いため、長良川本流の水が堤防を越えて集落に流入する恐れがあります。 実際に平成に入ってからも上の写真の右下の看板のところまで浸水したことがあり、周辺の東志摩や下有知の一部の集落では家屋へ浸水するなどの大きな被害が出ました。 その看板を拡大した写真ですがごらんの通り平成2年と平成16年にこの地方を直撃した台風による豪雨では、この付近まで水位が上昇しました。実はこの浸水した時にはこの周辺だけでなく長良川の上流部(郡上市など)でも大変な豪雨となりましたので水位が著しく上層しました。 このため、大きな河川の近くで生活されている方で、もしお近くのゲートの門が閉まる状況となりましたら、周辺地域が大雨ではなくても上流部で大雨となっており浸水の可能性が高くなっているということなので、自分の地域があまり降ってないからといって油断をせずに、すぐに避難をするなどの対応を宜しくお願いします。特にこれからは梅雨が明けても雷を伴った激しい雨が発生しやすい時期であり、さらに台風シーズンも控えているため、天気予報を毎日チェックして大雨情報が出ている場合は注意をして下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月07日 08時20分42秒
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