トータルカラーコーディネータ～マダム恵子～　　　　　言葉のビタミン

度肝を抜かれたといえば、前ブログの中吊り広告を見ながら、

蘇ったのが10年前の記憶！

2000年のSMAPの広告だ。

この時は色だけがあった。

しかもCMYの色の3原色のみ、

何の広告かとこれも目を凝らしてみると

右下に白抜き文字で小さく

2000．10.14　Smap New Album  ON SALE

とだけ記してある。

新宿駅は南口、甲州街道沿いにドド～ンとでっかい

この看板を見た時の驚きを

私は忘れることができない。

バベルの塔を思わせるが如く

騒音ならぬ騒色が過ぎたころに

こうして突如やってくる！

この広告は、翌年3月には朝日広告賞をとっている。

赤・青・黄色の3原色と最小限の言葉だけで構成していて、

「新聞広告ののセオリを抜け出した」とは、審査員の言。

「色にこだわるのは、最も早いコミュニケーションができるから」

とは、制作者の佐藤可士和さんの言葉。

天才（天災）は忘れたころにやってくる！