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カテゴリ:出産・育児@大連
9月7日、水曜日。大連婦産病院にて、待望の第一子が無事誕生しました!予想通り女の子でした。体重3400グラム、体長50センチ、健康体です。今回は帝王切開での出産でしたが、妻の術後の経過もいたって順調で、ホッと一安心。一週間後には退院できそうです。
私は一昨日から、ずっと妻の病室に泊まりこみです。我が子が誕生してからというもの、妻と娘の両方の世話を付きっ切りで行わなければならず、休む間もないほどの忙しさです(注.妻は帝王切開したので、手術後3日間は育児ができない状態なのです)。幸い、義理の母も泊り込みで世話してくれるので、本当に助かっていますが、それでも忙しい。なぜなら、ここは中国だから・・・ 大連婦産病院では、いや中国の産科病院はどこでもそうなのかもしれませんが、病院スタッフが赤ちゃんの世話に一切タッチしない!というシステムになっています。つまり、赤ちゃんが生まれたら、いきなり母親のいる病室に連れ込ていかれて、あとは家族の皆さんで自由に世話してくださいね・・・という感じで、「放り出される」のです。ですので、娘の誕生の直後に、「赤ちゃんの世話」と「妻の世話」という重責が、いきなり私の双肩にかかってきたのです。 だから、全部やりましたよ・・・例えばの話、生まれて一日目、二日目の赤ちゃんは、「胎便」という、緑色のウンチが大量に出るのですが、その始末を、私が全部やりました。桃屋の「ごはんですよ」みたいな、緑色をしたウンチで溢れかえるおむつを、誕生二日目にして、もう8回も取替えました。だから、おむつ替えや、お尻の拭き方も、かなり上手くなったと思う。 また、帝王切開をした直後の母体は、「悪露」とよばれる、大量の出血があるものなのですが、その処理も、全部私がやりました。一日に10回以上、産褥パッドを代えたり、血を拭いたり等々・・・あと、術後2~3日はトイレに行けないので、「導尿」といって、尿を専用バッグに流すのですが、その処理も、私がやりました(これまで計8回)。それだけでなく、結核の予防薬を配合して赤ちゃんに飲ませたり、点滴が切れたら医師に知らせたりなど・・・日本でもオーストラリアでも、こういう作業は普通、医療スタッフがやると思うのですが、中国のシステムでは、全部家族がやらなくてはならないのです。 あと、日本やオーストラリアでは、ちゃんとした産科病院ならどこでも「新生児室」というものがあって、朝と夜はそこで病院スタッフが面倒を見てくれて、昼間だけ「母子同室」にしてママやパパが徐々に育児に慣れていく、というシステムをとっているケースが多いようですが、中国では「新生児室」というコンセプト自体が、存在しないようです。 それでは、家族の負担が余りにも大きくなってしまいますよね。そこで、フツーの中国人はどうしているのかというと、これが、プロのベビーシッターを雇うんですね。病院に入ると、「ベビーシッターいらないか?」みたいなセールスがたくさん来るし、値段も結構安いので、若い夫婦は皆これを利用しているようです。余談ですが、中国の病院では育児のやり方について全然詳しい説明をしたがらないんですが、その理由は、「どっちみちプロを雇うんだから、パパやママが知らなくてもいいでしょ!」というものらしいです。 我々は今のところ、ベビーシッターに頼らず、できるだけ、自分たちの手でやろうと思っていますが、果たしてどこまで続くか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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