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カテゴリ:出産・育児@大連
娘が誕生してから、5日目。まだ退院もしていないのに、私たちの病室には、日々、セールスマンがたくさん押しかけてきて、すごいことになっています。
我々のいる大連市婦産病院は、11階建ての入院病棟に一室あたり4人も6人も詰め込んで、それでもほぼ全部が満室になるほどの過密ぶり。入院患者やその家族が日々必要とする物資の量は、膨大です。ところが、この病院の周りには、その需要を満たしてさらに余りあるほど、各種業者が何百軒も軒を並べ、かなり熾烈な過当競争になっているようです。 その業種といえば、赤ちゃん・妊婦用品店、果物店、花屋、お祝い服店、各種食堂から、ベビーシッターサービスの業者、各種教育業者、マッサージサービスまで、多岐にわたっています。 その過当競争に勝ち残るために、各種業者がどうするかというと、なんと、病室まで押しかけてセールスしてくるんです。昨日などは、私たちの病室に、 「マッサージやらないか?」 「ベビーシッターはいらないか?」 「昼飯の出前やるよ。注文しないか?」 「教育は0歳児から。パンフレット置いてくよ。」 朝から晩まで、10人以上のセールスマンが、次々と押しかけてきました。彼らを追い返すことも、私の仕事のうちの一つとなっています。 セールスマンには、いろんなタイプがいます。黙ってパンフレットだけ置いていく大人しい連中もいれば、これを買え!注文せい!と、強気で出てくる連中もいます。それも、かなり多数。 これまで見たなかで、一番エグいセールスマンといえば、昨日の夜8時ごろ、マッサージの宣伝に来た、でっぷり太った中年女性でした。妻が慣れない授乳で四苦八苦して、赤ちゃんが泣きやまなくてナーバスになってる時、いきなり、すごい足音でドドドッと押しかけてきて、妻のそばまで来て、マッサージしなさい!とすごい早口でまくしたててくるんです。妻が「要らない!」と言っても全然聞かず、挙句の果てには妻の身体に触ってくる! さすがに、ここまでやられると、さすがの私もキレました。「出ていけ!」と一喝し、そいつを無理やり、玄関先まで押し返しました。その後、すごい形相で睨まれたけど、これはどう考えたって、ひとさまの病室にズカズカと押しかけてくる方が悪い! 生まれて間もない私の娘は、ここ中国で、いきなり、すごい商業主義の洗礼を受けていることを、そのうち知るんだろうな。中国恐るべし・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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