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Manachan's World-東京下町日記

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2005年09月18日
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カテゴリ:大連の暮らし
大連のタクシーは、「安い」(注1)、「速い」(注2)、「ボラない」(注3)の三拍子そろって便利なので、私も毎日のように使っております。

(注1):初乗り3kmまで8元(112円)という安さ!でも、大連の一般庶民にとっては、決して安い値段ではありません。
(注2):速いことについては、もう折り紙付き!大連は信号が少ない上に、どのタクシーも猛スピードで飛ばすからです。
(注3):大連では、どのタクシーにも運転手の実名&ホットラインの番号が書かれています。が、北京語会話ができないと、たまにボラれることも。


というわけで、私の大連タクシーライフは、もう、非の打ちどころがないほど充実しているわけですが、ただ一つ、問題があるとすれば、「シートベルト着用がいい加減」なことです。

大連の道路は、危険がいっぱいです。乗用車、バス、歩行者、バイク、時には屋台、廃品回収ワゴンなど、各種交通手段が入り乱れている上に、どのドライバーも、運転の荒っぽさは天下一品。横断中の歩行者を見ても絶対減速しないどころか、逆にアクセルを踏み込み、クラクションを鳴らして蹴散らす!おまけに、大連の至るところにあるロータリー(広場)では、なぜか、「割り込んでくる車優先」というのが暗黙のルールになっていて、私からみて、危ないことこの上ない。

したがって、クルマ同士の接触事故が絶えません。先日は、家から会社までの行き帰り、わずか2~3kmの道中で、事故現場を3件も目撃しました。幸い、大連は坂が多く自転車が少ないのが、せめてもの救いでしょう。この上、クルマと自転車の衝突事故が相次いだら、目もあてられません。

ですので、安全を考えた場合、大連でタクシーに乗る際のシートベルト着用は、他のどの国にも増して、厳密に求められるべきなんですが、実際は、私の見聞した限り、タクシー運転手の5人の1人くらいが、シートベルト着用をしておらず、さらに困ったことには、「乗客のシートベルト着用を嫌がる運転手」が、相当多数存在する、という驚愕の事実があります。

先日、こんなことがありました。大連市内に用事があって、1日に3回、タクシーの助手席に乗ったのですが、その運転手の3人が3人とも、シートベルトをしておらず、さらに、そのうちの2人は、私がシートベルトを着用しようとしたら、「不用了!」、「没事了!」などと言って制止したことです。その時、彼らの表情には、明らかに不快感がにじんでおりました。

これは、中国ではよくあることです。「俺は、運転に自信がある。事故なんか起こさねえ。シートベルトなんかいらねえ!」と豪語する、マッチョなドライバーが運転席に座り、大連の路上で、日々、自分の生命を賭して、チキンレースに励んでいます。そして、彼からみれば、助手席に座る乗客は運命共同体、もとい、「同志」なのです。その同志たる者が、禁断のシートベルトなど着用しようものなら、これは彼の超人的な運転技術に対する冒涜であり、侮辱であり、許しがたい行為である・・・というイデオロギー(意識形態)が、彼をして、「不用了!」、「没事了!」という絶叫とともに、客のシートベルト着用を断固阻止する、という行動に駆り立てていると思われます。

とはいえ、乗客からしたら、冗談ではないわけです。私だって、もう一児の父。アホな運転手が事故でも起こして、その結果、私がシートベルト着用しなかったおかげで、助手席で胸部を強く打ってあの世行き・・・になったらまじで目もあてられません。しかも、その運転手が賠償すると言っても、彼から絞り取れる金額は、どんなに多く見積もっても数百万円にしかなりません。誰だって、生命の安い国で事故死したくありません。

というわけで、大連の交通当局は、全ての運転者と助手席に座る者に対するシートベルト着用義務付けを断行すべきだと思います。但し、それが実現するには長い時間がかかるかもしれません。中国では、歩行者など交通弱者に対する保護施策が、ようやく端緒についたばかりなのです。

例えばこの国では、ついこの間まで、「高速道路や自動車専用道路でクルマが歩行者をはねた場合、100%歩行者の責任!」というルールになっていたのですが、最近ようやく、クルマの運転者にも責任を課すようになりました。次にやるべきことは、おそらく、「横断歩道での歩行者&自転車優先ルールの徹底」でしょう。こうした、交通弱者を保護する思想が一通り行き渡って、多くのドライバーがそれを遵守するようになって、それで初めて、「交通強者である運転手や助手の保護」という筋書きになってくるのでしょう。但し、それがいつ実現するかは、全くの未知数です。

余談ですが、私もたまに、シートベルトを着けずにタクシーに乗ることがあります。最寄のスーパー「好又多」から我が家までタクシーに乗る場合、距離が短い上に、道中さほどの危険もなさそうなので、「ま、いいか」と思って、シートベルト着けずに乗ったりするのですが、これがなかなか、開放感があって気分がいいんですよね♪夏の暑い日、窓から二の腕なんか出すと最高!...でも、次回からはやっぱり慎もうっと。





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最終更新日  2005年09月18日 17時20分06秒
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