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Manachan's World-東京下町日記

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2007年05月20日
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この週末は、土、日と二日続けて、西葛西(にしかさい、東京都江戸川区)に行ってきました。
西葛西って、本当にいい街なんですよ。買い物に良し、グルメに良し、健康に良し・・・我が家から、地下鉄東西線で駅二つという手軽な距離に、こんな素敵な街があるのが有難い。私はもちろん、妻もすでに、西葛西の大ファンです。

西葛西といえば、東京で、いや日本で最大の、インド人コミュニティがあることで知られています。西葛西の街角では、当たり前にインド人の姿を見かけます。民族衣装を着たインド女性がスーパーで買い物をしていたり、不動産屋のおじさんに気軽に声をかけていたり、この街に当たり前のように溶け込んでいます。西葛西に住む日本人も、インドから来た隣人を排斥せず、仲良く共存共栄しているようです。

また西葛西は、財布にも優しい町です。この街には、ものすごい数のリサイクルショップがあって、家電、家具、服、子供用品・・・どれも激安価格で手に入るのが有難い。西葛西では、リサイクルショップと100円ショップだけで、日用品はすべて間に合いそう・・・これだけ聞くと、チープで貧乏臭い街を想像されるかもしれませんが、そんなことはないです。書店も多いし、骨董品や美術品など売られているし、庶民的ではありますが、それなりに教育を受けた人々が、まっとうに暮らしている街という感じです。

また西葛西は緑と公園が多く、歩いていて気持ち良い街です。街中、至るところに緑があり、西葛西駅の北口にも南口にも、大きな公園があるし、東京湾のすぐ近くまで続く、川沿いの遊歩道も整備されています。海が近いので、全体的に明るい雰囲気があります。

この、明るく健康的で、少しだけエキゾチックで、歩いているだけで楽しくなる街・・・私たちの西葛西詣では、当分続きそうです。

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西葛西の魅力を語り始めると、止まらなくなりそうなので、この辺で、本題に入ります。今回は、インド料理のことです。

近年、東京のインド料理店の躍進ぶりは、目覚しいものがあります。特に新宿では、「こんなにインドめし屋ばっかりできて、どうするの?」と言いたくなる位、すごい数の店がありますし、チェーン店化した店も、数えきれないほど。今や、都内のJR・地下鉄の駅に最低一つは、インド料理屋があってもおかしくない状況になってきました。

日本人のインド料理好きは、中国人と比較してみると、はっきりします。中国では、上海北京などの巨大都市ならともかく、それに続く、人口数百万レベルの都市になると、インド料理店をほとんど見かけません。たとえば、人口600万を擁する大連では、私の知る限り、インド料理屋は1つしかありません。一方、日本の私の郷里では、人口30数万しかいないのに、インド料理店は軽く10軒はあります。

どうしてそこまで違うのか?・はり、日本人がカレーの味覚に馴染んでいるのが、一番大きいのかもしれませんね。カレーはもう、すっかり日本人の家庭に根付いていますから、その味覚を応用すれば、本場インド風のカレーを、すんなりと受け入れてしまうのでしょう。一方、中国人の場合は、カレー自体に類する料理がないし、日本風のカレーが出回るようになったのも、ここ1~2年のことだから、インド料理といえば、まだまだ、キワモノ扱いも同然です。でも、これから時間が経てば、徐々に変わっていくんでしょうけどね。

絶えず進化する、東京のインド料理シーン。それを、さらに開発して、日本人がよりインドの味覚を楽しめるように、「インド料理店ディープ度」という指標を、考えてみました。


1)レベル1
認定基準「シェフがインド人だが、ホール係は日本人」

(※ここでいう、インド人というのは、厳密にいえば、インド、ネパール、スリランカ、パキスタンなど、南アジア地域の出身者のことを指します)

東京にある、フランス料理やイタリア料理の店は、それらの国に修行に行った日本人調理師が、帰国して開いた店が多いようですが、インド料理の場合は、インドから来日してきたシェフが腕をふるうことが多いようです。

インド人シェフがつくる、妥協のない(少しはあるのかもしれないけど)本場の味覚というのは、いまや東京でインド料理屋を営む上での、基本中の基本です。ただ、レベル1では、日本人が経営し、お客も日本人を想定している関係で、メニューは、カレー、タンドリーチキン、サモサ、ラッシー、マサラチャイなどによる、ランチとディナーのお任せセットが主流になっており、インド料理に対する知識がなくても、それなりに楽しめるようになっています。


2)レベル2
認定基準「シェフもホール係もインド人、お客は日本人を想定」


ディープ度レベル2では、シェフだけでなく、給仕するのもインド人になります。お店の内装も、完全にインド風になり、インドの音楽やDVDも常時かかっているので、本場の雰囲気満点です。このレベルになると、経営者が日本人でなく、インド人である可能性が出てきます。

いま東京在住インド人の間で、インド料理店経営というのは、大きなビジネスとなっており、仲間と共同出資してお店を開く者、スポンサーとなる者が後を絶ちません。特に、未だにインド料理店の空白地帯となっている駅(東西線の門前仲町とか、大江戸線の勝どき等)には、間もなく、インド人のだれかが、お店を出すようになるでしょう。もちろん、インド色満点のお店が。

このレベルになると、セットメニューだけでなく、単品メニューも充実してきて、チキンティッカ、パパド、バダなど、「ちょっとしたおつまみ」が頼めるようになります。そして、ベジタリアンかノンベジタリアンかを選べるようになります。ただ、それでも日本人のお客が相手なので、メニューが日本語しかなかったりします。


3)レベル3
認定基準「シェフとホール係もインド人であり、かつお客の過半数がインド人」


東京におけるインド料理店、最高のディープ度レベルがこれです。お客の大半がインド人であるため、日本人の味覚をまったく想定していませんから、味はインドそのもの。メニューは、英語が基本で、日本語が小さく併記されています。南インド料理と北インド料理が選べるのが当たり前となり、マサラドサ(米でつくったクレープ)、やたら甘いお菓子、そして各州の名物料理さえ登場してきます。あと在日インド人を相手にした、下宿屋とかアルバイトの紹介が店内に貼られています。

いかに東京といえども、このレベルに達するのは難しい。西葛西のように、インド人が大きなコミュニティをつくっている所じゃないと、成立しないでしょうね。ただ、「味も雰囲気のうち」ですので、こういう店で、インド人に囲まれながら食べるインド料理の味は、格別です。

西葛西の南口にある「カルカッタ2号店」(ベジタリアン専門)は、ディープ度レベル3に達した店の一つです。この店に夜行くと、お客はインド人の家族連ればっかりで、皆さん、民族衣装を着て、手を使ってご飯とヨーグルトを混ぜながら、美味しそうに食べています。私も、すでに二回も食べに行きました。


従来、日本人が親しんできた味は「北インド」の料理ですが、最近は「南インド」料理の店も増えてきました。米主体のメニューということもあって、日本人の味覚にも合うようです。今後、東京のインド料理がさらに進化していくと、「北インドと南インド」という区分けのみならず、インドの各州ごとの料理が、脚光を浴びるのかもしれません。

あと10年後には、

「マハラシュトラ州料理専門の店」
「アーンドラ・プラデシュ州料理専門の店」

などが、登場してくれるのかもしれませんね。中華料理では、すでに「四川料理専門」、「広東料理専門」などのお店があるわけですから、インド料理も、各州ごとの料理が脚光を浴びてもおかしくないし、そうなった時、東京のインド料理シーンは、ますます面白くなるのでしょう。





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最終更新日  2007年05月21日 05時53分36秒
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