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Manachan's World-東京下町日記

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2009年01月12日
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カテゴリ:東京下町の暮らし
昨日は、三連休の中日。家族で東京・上野に出かけ、「動物園」、「アメ横で買出し」、「コリア&チャイナタウンでお食事」という、定番3点セットで一日過ごしました。

東京の山手線上には、時計回りに数えると、東京駅、品川、渋谷、新宿、池袋、上野と、計6つのターミナル駅がありますが、その中にあって、上野の存在は、かなり異色です。

上野駅は長く、「東北地方への玄関口」として、上京してくる人や、里帰りする人が大勢集まる場所でした。往年のヒット曲「津軽海峡冬景色」でも、「上野発の夜行列車」が、青森駅に着く設定になっていましたね。

ですが、時代は流れる。上野はすでに、東北・上越・長野新幹線の起点駅の座を東京駅に譲りました。2013年に東北縦貫線が完成すれば、さらに東京駅一極集中が進み、上野は単なる一通過駅に転落するでしょう。ですが、ターミナル駅としての機能を失っても、「東北への窓口」として、長年育んできた特質は、上野の街のなかに、惜しげもなく残っています。

上野の街が、東京駅周辺や、新宿、渋谷などと、違う点は何なのか?思いつくまま、挙げてみました。


1)ブルーカラーっぽいこと

東京駅近辺(丸の内・大手町)や新宿を筆頭格として、どのターミナル駅の周辺にも、銀行・証券、大手企業本社、IT企業、官公庁など、ホワイトカラーの職場が、たくさんあるものです。ターミナル駅としては新興勢力である品川駅の周辺にも、金融系を中心とするインテリジェントオフィスがたくさんあります。

ところが、上野だけは、その類のオフィスがほとんど見当たらない。この街にある職場といえば、見渡す限り百貨店、個人商店、飲食店、ラブホ、そして雑居ビルの怪しげな会社群・・・スーツ姿のサラリーマンは少なく、ブルーカラー、職人系、ガテン系の割合が高い街といえましょう(ターミナル駅で、上野に近いカラーの街といえば、強いていえば池袋か)。


2)若者より中高年が多いこと

新宿、渋谷、池袋など、郊外へ伸びる路線の始発駅となっている街は、百貨店や特色ある商店が集積し、いつも、多くの若者で賑わうものです。一方、東京駅界隈は、ごく最近まで、若者が集まるイメージはありませんでしたが、丸ビル商圏が発達したことにより、「ちょっと大人のショッピング街」になりつつあります。それにひきかえ、上野は・・・

若者も多少いるけれど、この街でより多く見かけるのは、「アメ横で魚を買出しに来たおばちゃん」、「動物園目当ての子連れファミリー」、「鈴本演芸場目当てのお年寄り」など、中高年の割合がぐっと高くなります。

上野を起点とする鉄道といえば、常磐線と京成線ですが、これらの沿線に住む若者が、ショッピングやデートの目的で上野を目指すことは、まずありません。彼らは、上野を素通りして表参道、新宿、渋谷を目指すか、あるいは地元(柏、津田沼など)で済ませます。その点、池袋を起点とする東武東上線や西武池袋線の沿線に住む若者が、「池袋を都と崇める」がごとく、大挙して押し寄せるのとは対照的です。


3)街なかに癒しスポットがたくさんあること

上野は、単なる「時代遅れのジジババの街」ではありません。この街のユニークなところは、駅の真ん前に、上野の森という大自然があり、日本を代表する博物館美術館あり、寛永寺に象徴される神社仏閣が、ひしめいていることです。

広大な上野の森には、不忍池があり、傷ついて保護されたワシ、タカなどの猛禽類が、悠々と暮らしています。池のほとりには、おでんの屋台や、ラムネや焼きそばを売る出店があるなど、昔懐かしい、昭和情緒が残っています。ターミナル駅の喧騒や慌しさを忘れさせる、のどかな時間が流れています。

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4)ド迫力のアメ横・アジアンパワー

上野の顔といえば、何といっても「アメ横」。東京広しといえども、ここほど、日本がアジアの国であることを実感させる場所はないでしょう。京浜東北線のガード下にひしめく、500軒を超える、あらゆるジャンルの専門店群。米軍の払い下げジャンパーを売ってるすぐ横で、魚を叩き売りする店があって、啖呵売りのお兄ちゃんの声がこだまする。その隣りが宝飾店で、さらに隣りがラブホテル・・・という雑多さ。香港の廟街、台北の士林夜市、ソウルの東大門に匹敵する、カオスとエネルギー溢れる空間といえましょう。

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そのアメ横に、近年、異変が起こっているようです。もともとは、「5匹でたったの1000円だよ。いや6匹、7匹あげちゃう。もってけドロボー!」みたいな、日本語の啖呵売りの天下だったのが、最近は中国大陸人の進出が著しいようで、魚のところに、「スズキ(鱸魚)」、「マナガツオ("魚昌"魚)」みたいな、中国語表記が目立つようになりました。うちの奥さんも、中国語で値切って魚買ってましたね。時代は変わるものです。

アメ横の周囲では、ガード下を挟んで、「西側のチャイニーズ・サイド」、「東側のコリアン・サイド」といわれるほど、中国・韓国をはじめとするアジア各国料理店が集結しており、ものすごく美味しい本場の料理を食べさせる店も多い。私たちが今回行ったのは、

千里香(せんりこう)
台東区上野6-8-19 上野松島ビル地下1階
Tel:5807-1761
営:12~5(ロングラン営業)
休:無


という、延辺(中国・朝鮮国境地帯)料理の店です。丸井の裏側、怪しげな黄色い看板を目印に、地下へ向かう、かなり急な階段を下りると、そこはクリスマスを思わせる派手なイルミネーションが!壁には、中国語と韓国語で書かれた裏メニューが貼ってあり(日本語訳が、ついているものと、ないものとがある)、お客さんも、日本語をしゃべっている人が一人もいない、というディープさ。スープ料理も、ほとんど全てが犬肉・・・愛犬家にはつらい店かも。

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最高に怪しげな雰囲気で、味の方も最高でした。特に、「孜然羊肉(ラム肉のクミン炒め)」は、うちの奥さんも感動するほどの味でした。

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とはいえ、何でも食べる我々一家でも、ちょっと注文できなかったメニューがこれ。

孜然血管(クミン味血管炒め)

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「血管」って、何の血管だろう?そもそも、血管が食べ物になるのか・・・いろんなことを想像してしまい、ついに注文できませんでした。でも、次回は必ず!!




このように、上野を胃袋で満喫した一日でした。上野って、すごくエキサイティングで楽しい街だと思います。もし上野がなかったら、東京は今よりずっと味気ない街になっていたかもしれませんね。





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最終更新日  2009年01月13日 01時30分29秒
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