Manachan's World－東京下町日記

我がブログも、いつの間にか５０万ヒットを達成していました♪

５０万を達成した瞬間の日記のタイトルが、｢口臭の思い出｣だったところが、いまいちイケてないけど、ま、それもご愛嬌ということで・・・。

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ところで、東京・東陽町にある、今の家に越してきてから、間もなく２年４ヶ月になります。

｢たった２年４ヶ月！｣と思われるかもしれませんが、私にとっては、１８歳で親元を離れて以来、これが二番目に長い滞在期間になります（一番長いのが、大学４年から社会人２年目にかけて住んだ東京・西国分寺のアパートで、ここで４年半暮らしました）。

これまで、平均して１年２ヶ月に一回の引越しという、むちゃくちゃな頻度で住まいを換えてきた私にとっては、一ヶ所に２年４ヶ月も住むこと自体、ものすごく住み心地が良いということです。

今後、少なくとも娘ソフィアが幼稚園を終わるまで、ここ東陽町の家を離れるつもりはありません。そこまで続けて住めば、間違いなく、西国分寺を抜いて、居住期間の最長記録を更新することでしょう。

今回の日記では、我が東陽町の街について、Q&A形式で紹介していきたいと思います。







Ｑ：｢東陽町って、一言でいえばどんな街ですか？｣

Ａ：｢東陽町は、東京都心や湾岸にほど近い下町エリアに位置する、オフィス街と住宅地が混在した、比較的新しい街です。

ここは、江東区における行政・ビジネスの中心地で、交通の要衝です。東陽町には、区役所をはじめとする、区の施設が集中している上に、都バスの路線も、東陽町を中心に発着しています。さらに、東陽町駅は地下鉄東西線における主要駅の一つでもあり、スーパーや教育施設も充実しています。生活の利便性は、間違いなく江東区でナンバーワンでしょう。

下町エリアには珍しく、オフィスが多いので、東陽町で働くサラリーマンも多いです。さらに、オフィス街の規格で整備された街なので、街路がとても広く、緑も公園も多いです。あと、インターナショナルスクールがあって、フランス料理店も多く、ちょっとした山の手の雰囲気がある街です｣



Ｑ：｢住宅地としての東陽町は、どんな所ですか？｣

Ａ：｢東陽町近辺は、もともと工場地帯でした。工場がどんどん外へ移転して、そこで生まれた広大な空き地を、オフィス街として整備したところです。が、東京都心まで地下鉄で１０分足らずという利便性から、高層住宅がたくさん建てられました。だから、住宅都市という顔も持っています。

東陽町では、民間ディベロッパーによる建売マンションと、都営・公団住宅が混在しています。民間のマンションは、ファミリータイプを新築で買うと平気で５０００万円を超えるので、住民は世帯年収１０００万くらいある裕福な層が中心です。一方、都営や公団は３LDKでも月１０万を切るような家賃で住めるので、年収５００～６００万円クラスでも十分暮らせます。

民間、都営を問わず、東陽町の住民は子供のいるファミリーが圧倒的に多いです。単身者向けの街とはいえません。単身者は、より都心寄りの門前仲町とか、逆に都心から離れた千葉県の浦安・行徳に住むことが多いです。｣


Ｑ：｢東陽町の治安や環境はどうでしょうか？｣

Ａ：｢治安は、良い部類に入ると思います。ファミリーの街ですし、大した盛り場もありませんし、夜は早いですし･･･ひったくり、空き巣、車上荒らしなどがたまに起こるようですが、概して静かで平和な街です。

住環境も、東京都心近くにしては、かなり恵まれていると思います。特に緑が多いことと、緑道をつたって何キロも散歩できることは、特筆すべきことでしょう。永代通りや葛西橋通り、四つ目通りはさすがに交通量が多いですが、そこを少し離れれば、空気も悪くありません。｣


Ｑ：｢東陽町から、都心方面へのアクセスはどうですか？｣

Ａ：｢地下鉄東西線を使えば、都心までとても近くて便利です。大手町や東京駅までわずか１０分ですし、新宿、池袋、渋谷も２０～３０分圏内。ただし、朝のラッシュ時の混雑は、東京最悪レベルと言われているほどなので、かなりきついです。

車を使っても便利です。江東区は、大きな通りが碁盤の目のように整備されていますし、東京にしては渋滞も少ない方です。首都高のランプも近隣にたくさんあり、都心まで１０～１５分圏内。ただし、駐車場の料金は、月２万５千円～３万円ほどかかりますが。｣



Ｑ：｢買い物の便はどうですか？｣

Ａ：｢食べ物や日常雑貨など、日常生活に必要なものは、東陽町だけで全て揃います。反面、デパートやショッピングセンターはないので、服からDIYグッズから、ワインから子供のおもちゃまで、一つの場所で済ませようとすれば、隣りの木場（イトーヨーカドー）か南砂町（SUNAMO）まで行かなくてはなりません。

東陽町のスーパーは、駅の北側に集中しています。特に、タイヨー、OKストア、西友が集中している界隈の買い物は、とても便利ですが、反面、街並みは少しゴチャゴチャしています。逆に駅の南側に住むと、住環境はとても良いですが、買い物にはちょっと不便になります。

外食も、東陽町だけで一通りまかなえますが、本当にグルメを楽しみたい向きには、やや物足りないかも。そういう方々は、門前仲町、錦糸町、西葛西、あるいは丸の内まで足を伸ばすべきでしょう。｣


Ｑ：｢物価はどうですか？｣

Ａ：｢タイヨー、OKストア、西友が激烈な安売り競争をやっているので、食品の物価は都内でも安い方でしょう。逆に、クイーンズ伊勢丹のように、ちょっとセレブで値段が高めのスーパーもあります。

家賃は、さすがに都心近くのため、安くありません。１DK～１LDKで月８～９万、ファミリータイプで、１３～１６万というのが相場でしょう。もっとも、東京駅５キロ圏内にしては、比較的安いともいえますが（でも最安ではない）。｣


Ｑ：｢子育て環境はどうですか？｣

Ａ：｢恵まれている方だと思います。街路が広く公園が多いことに加え、東陽町には地域密着型の子育て支援施設も多く、育児に疲れたらいつでも休みにいらっしゃい、というスタンスで運営されています。ボランティアも多いです。

問題は、人口急増地域ゆえに、保育園の待機児童も問題が、まだ解消されていないことです。数年前に比べれば改善されたとはいえ、共働きで１歳児の子供を持つ親は、保育園探しで苦労することでしょう。｣


Ｑ：｢住民の気質はどうですか？｣

Ａ：｢マンション建設が盛んなので、最近はさすがに新住民のサラリーマン家庭が多数を占めますが、でも、古くからこの地域に住んでいる人々（旧住民）も結構多く、この辺が下町らしいところです。

旧住民は江戸っ子、深川っ子という意識が強く、毎年夏、執り行われる｢八幡様（富岡八幡宮）のお神輿｣は必ず担ぐという気概を持っています。実際、ここのお神輿は東京でも五本の指に入るほど、盛大なものです。｣



Ｑ：｢最後に、東陽町でマンションを買うべきでしょうか？｣

Ａ：｢新築はおすすめしません。東陽町を含む下町エリアでは、新築時の値段に比べ、築２０年以上経ったときの値段が半分程度になってしまうことが多いからです。

駅近くで中古のマンションなら、買ってもよいかもしれません。この辺は、ファミリータイプの家賃が月１５万とれますので、外形利回り７％を基準とすれば、買値が２６００万円以下であれば、検討しても良いのではないでしょうか。

利回り７％は、投資としては話になりませんが、自己居住用の物件として考えれば、いざ、転勤や親の病気などで、引っ越したとしても、自宅を貸せば、ローン返済がなんとか回ると考えられるからです。東陽町は便利で、人口も増えているから、自宅を賃貸に出すのは、さほど難しくないと思います。｣